初めての冒険者登録2
手をおいた瞬間眩い光が板から出てきた。
しばらくしても受付の人が何も言わない・・・
何だまさか適正がなかったのか?えていうか適正ないとかあるの?マジ怖いんだけど・・・
「あの・・・もしかして適正なかったとかあります?」
「い、いえ1つあるんですが少し驚いてしまいまして・・・」
驚く?何。そんなに弱い職業の適正だったの?
俺は少し不安になったが受付の人にすぐに聞いた。
「なんの職業の適正だったんですか?」
「はい・・・あなたはこの世で数少ない人間しか適正を持たないと言われる賢者への適正を持っています。」
賢者への適正?俺が・・・
そんなことを言われても全く実感がわかなかった。
「あの・・・それすごいんですか?」
「すごいですよセツナさん!しかもあなたは炎への適正がとても高いです!」
まじか・・・こんなことになるとは思ってなかったな。
賢者かあ。どんな事するんだろうなあ。
「あのちなみに賢者ってどんな事するんですか?」
「そうですね~まあ基本的には魔法を撃ったり呪文を唱えたりですね。よく魔法師と同じという人がいますが、賢者は魔法師に比べて莫大な魔力を持っていたりするので、その分魔法攻撃も強くなるのです。まあ、魔法師の上位互換みたいなものですね。」
へ~~。なーんかわくわくしてきたなあ。
「セツナさんの場合は、炎へ適正異常に高いので基本的な魔法は、炎系の魔法になります。それではこの魔導書を受け取りください。」
「魔導書?」
村育ちの俺に全く魔導書のことがわからなく、魔導書・・・えっなにそれという状態だった。
「はい。基本的に賢者や魔法師が魔法を使う場合、自分の魔導書を使って魔法を使うんです。魔法の種類などは、自分の魔導書に入ってる魔法を使います。」
なるほどねえ。ていうか俺って炎以外の魔法も使えんのかな。まあ今どうでもいいか。それよりも・・・
「魔法ってのはどうやって覚えるんですか?」
、
「良い質問ですねえ。魔法は魔法訓練所か、クエスト報酬で魔法の巻物をもらうか、モンスターを倒した時にそのモンスターの魔法を覚えることがあります。魔法訓練所で覚えられる魔法には限界があるので、攻撃魔法を一つ訓練所で覚えたらクエストなどに参加して魔法を覚えていきます。」
「あっそうそうまだランク決めてませんでしたね。基本ランクは1から10ランクまであります。セツナさんの場合は、賢者への適正があるということもあってランクは4ランクからになります。これで冒険者登録を終わりますが何か質問はありますか?」
「いや特には。」
「そうですか。では魔法訓練所は、冒険者ギルドを出てから右にある時計塔に向かって行けばつくと思います。では良い冒険者人生を。」
そう言われた俺は冒険者ギルドを出て受付の人が言っていた魔法訓練所に向かった・・・




