第四話:寮分け
「では、これから寮分けを行います。呼ばれたらこちらに来るように!」
再び集まった合格者達
とても大きい広間に整列する
広間には沢山の先生、在校生が居てもそれでも広く感じる
新入生の席に着けば、話しが始まった
寮は3つに別れており、それぞれグロリオサとドラゴンが描かれた、赤竜寮・ブルーベリーの花と梟が描かれた、青梟寮・月桂樹と軍馬が描かれた、緑馬寮と呼ばれている
先生がそれぞれの寮説明をしてる
簡単にまとめれば
赤竜寮は固有能力、術を持つ特殊能力タイプ
多種多様の種族が在籍
青梟寮は新術や術の改良など。術に対して知識が多い魔術師特化タイプ
魔力量の多い者が在籍
緑馬寮は騎士道を重んじ、剣術を主とする騎士特化タイプ
将来、騎士となり国を守護する者が在籍
に別れるそうだ
寮分けは先生が持つ水晶に触れ魔力を込めると、水晶が魔力を読み取り中にどれか一つの色が浮かぶそうだ
原理はよくわからないが、その水晶はアーティファクトだとか
時々ダンジョンなどで発見される古代の道具
今の段階でギリギリ使い方はわかるが原理や何時、何処で、なんのために創られたのか解明されてないらしい
貴重な道具なため分解し調べることが出来ないためだとか神の創りし至高の道具だから調べるなんて恐れ多いとか、なんとか・・・昔、テルズさんが教えてくれた
「シフェル・エドナー」
順番に寮が決まっていく中、ついに俺の番になった
沢山居る人の視線が俺に向けられている
じわりと掌に汗をかく
校長先生や他の先生方に軽く会釈して
水晶に近づき魔力を込める
赤、青、緑の3色がグルグル渦巻く
ずっと見ていると目が回りそうになる
暫くすると赤色一色に変わった
俺はどうやら特殊能力タイプに当てはまるようだ
なんでだろう?
特別な術とか能力は持ってないはずだけど・・・
決まったもの仕方ないかと拍手で迎えられた赤竜寮の席に座る
その後全員の寮分けが終わり在校生の挨拶を聞きそれぞれの寮に移動していく
「さぁ、ここが今日から君達の住むことになる赤竜寮だ」
本校舎から少し離れた、豪邸みたいな離れ
赤色にグロリオサと竜の紋章が描かれた扉をくぐれば、暖色系と所々金の装飾が施された室内
正直、目がチカチカしそうだと思ったのは内緒だ
由緒ある赤竜寮を馬鹿にしたとか思われなくない
いつか馴れるだろうか
先輩から各フロアの説明を聞く
食堂は本校舎側にあり、寮ごとに時間が決められている
男性寮が2階、女性寮が3階と分けられており先生が見回りをする
ちなみに、女子生徒が男性寮に来るのは大丈夫だが、男子生徒が女性寮に行くのは基本禁止で破った場合罰則があるとか
1階部分にはお風呂も完備されており、見学したら物凄く広かった
村の皆が入ってもまだ余裕がありそうだ
簡単な案内が終わった後割り当てられた部屋に向かう
部屋は複数人で使い
俺はまたまた一緒になったラディーグと後もう1人の計3人で過ごすことになった
友達が一緒なのはちょっと安心した
いきなりまったく知らない人とだったら緊張して落ち着けなかったと思う
挨拶しようと思ったが既にもう1人の同居人は寝ていた
明日、挨拶すればいっかと俺やラディーグもその日はすぐに寝たのだった
2019/7月17日 加筆修正しました