第七話:グアマンド・ベア戦(前編)
ガリッゴリ、硬いものを噛み砕く音を立て食事中の熊の姿の魔物・大食らい熊
「あれが厄介な魔物か・・・」
グアマンド・ベアはランクD
前に戦った一角兎と同格のランク
「本当ならもう少し後の時期に餌を求めてやって来る。でも、今年は早過ぎる」
観察しながらラディーグが説明する
夏頃にこの花畑にやって来る昆虫型の魔物やきのみを食べるためこの場所に巣を作るのが通常らしい
いったん距離を取り直し、皆の所に戻り、状況を説明する
「で、どうする?油断してるみたいだしいってみる?」
エドの言うとおり、食べるのに夢中の今なら不意打ちが出来るかもしれない
「いや、奴は食事を邪魔されると怒り狂う。終わった直後がいい」
意見を出し合い作戦を決めていく中、クレハが手を上げる
「あの、花の蜜を取るだけならわざわざ戦わなくてもいいのでは?」
「グアマンドは縄張り意識が異常なほど強い。縄張りに入った者は何処までも追いかけ食い殺そうとする」
そうですかと引き下がるクレハ
でも、使えるかもしれない
「なぁ、ここに来るまでに食人花が居たよな。他にも罠を仕掛けていた魔物や植物も・・・使えないか?」
相手の特徴を使っての思いつき作戦を話す
「結構良いんじゃない?上手くいけば普通に戦うより楽そうだし」
カテリナが賛成すると皆も頷いてくれた
早速、役割分担をする
さぁ鬼ごっこの始まりだ




