第十三話:魔石と進化
開かれた先にドンドン進んでいく
通路の入口付近は暗かったが奥に行くに連れ少し明るくなっていった
「どうして、ここは明るいのでしょう」
「たぶん、これ」
ラディーグが手にした小石
ほのかに光るその石はよく見れば壁にある光ってる部分と同じ光のようだ
「魔光石。魔力を持つ者が近寄ると輝き出す魔石の一種」
「へぇ、ラグって物知りだね」
「お世話になってる人が鍛冶屋。鍛冶に使える鉱石に詳しいから」
魔石は魔力を固めた鉱石で、魔光石は光属性の魔力が固まった物になる
ラディーグの魔石説明を聞きながら更に奥に行くと真昼かと見間違えるほど眩しい光が見えてきた
「これは魔光石の塊だ」
先ほどの通路にあった小さな魔光石とは比べ物にならない巨大な魔光石の塊が眩い光で照らしていた
「ここがこの洞窟の最奥部みたいだし、水晶玉を」
「キュゥオオ!!!」
言いかけたとき殺気を感じたとほぼ同時に鳴き声が響く
声の主は小兎よりかなり大きく、鋭い角を額に持ち俺達の前に現れた
「あれって、一角兎!?」
「小兎が進化したんだ。ここの小兎達のボスだと思う」
一角兎は小兎の進化した魔物のひとつ
魔物は強くなると進化して更に強くなる個体が存在する
小兎は下級魔物、ランクで言えばFランク
武器や魔法を使い油断しなければ倒しやすい魔物だ
しかし、一角兎はEランクを跳び越えDランク
中級クラスにあたる魔物だ
今まで一人で倒せた魔物のランクはEランクが最高
仲間もいる、どれだけやれるか試してみよう




