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ひとりでできるもん!!

作者: 8宵

気付けば私は、人生をやり直させられていた。


っていっても、まぁ前世で一人旅に出てたらバスが事故に遭ったんだけど。


んで全身が痛くて、あぁ事故の痛みかと思ってたら目の前が眩しくなって痛みも消えていた。


頭の中はなぜか余裕があったのか、某有名なアニメの主人公と犬を迎えに来た天使が頭の中で踊っていた。


私も連れていってくれるのかな??って思ってたら遠ざかっていく天使たち。


え、ちょ、待ってーーー!!??


と叫んでみたら、私の声はまさかまさかの赤ちゃんの泣き声でした。



・・・え、もう生まれ変わったよ、私。


しかも周りの情報を読み取るに、ここは異世界らしい。


だって、ベットの横にユニコーンがいます。じっと見てきます。なにこれ怖い。


お母さま、早速好かれてるのねウフフ、じゃないよ、泣きそうだよ。


泣くよ??泣いちゃうよ??では…3・2・1


「ぅ、ぅぎゃぁぁああ!!!!!」


あ、ユニコーンが狼狽えてる。ごめんね。でも怖いものは怖い。

慣れるまで待ってーーー。


**************


そんなこんなで早1年。

おむつは外れてないけど、1人で歩き回れるようになったんです。


ユニコーンにも慣れました。

今では立派に子守りもしてくれてます。


そうそう、私の家、実はお金持ちらしくて大きな庭付きの大豪邸でした。しかも庭には見たことのない生物いっぱいで、異世界サファリが広がっていました。探検したい。


「お嬢様、お食事のご用意が出来ました」

「あい!!」


呼びに来てくれたメイドさん。キリっとした目が素敵なの。でもいつも私が返事した後、口を押さえて震えてる。何故??


不思議に思いながらも食べるの優先で部屋へ向かおう。ってあれ??


パタパタパタパタ・・・

足が浮いてる。変な音も後ろからする。


「あれぇ??・・・あ!!!」


振り向くと某ゲームに出てきそうな羽の生えたカメが楽しそうに服をつかんで飛んでいる。


「じぶんでいけゆの。かめしゃん。」

「♪~♪~♪~」


あ、聞いてない。体揺すってみても離してくれそうにない。

と思ったら急上昇。え、どこいくの??と不安に思った次の瞬間。


ぽふっ。


白いふさふさの中へ。


「ぷふっ、!!??、あ、ハク~」


落とされたのはユニコーンのハクの上でした。

ぱっぱか、ぱっぱか、ゆっくりとした足取りで食事の間へ向かうハク。


到着したらお母さまにタッチ交代で抱き上げられた。


「カノンちゃん、どうぞ召し上がれ。」

「いたらきましゅ」

「上手に出来て偉いわ、カノンちゃん」


ここで久々登場のお母さま。早速私のスプーンを奪います。おーい。


「おかーしゃま、スプーンくだしゃい。」

「まぁまぁカノンちゃん。今日もお母さまが食べさせてあ、げ、るw」


至れり尽くせりの待遇な私。

でもいい加減自分でやりたいよー。

手伝ってもらいたいときは言うからさー。


訴えてみても、馬の耳に念仏。



もう・・・1人でできるもん!!!




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