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【プロットタイプ】本質的な激情

作者: 秋暁秋季
掲載日:2026/06/01

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。


注意事項2

瑠衣も言語化上手い……はず……。

言葉にしないだけで……。


でも、鏡花の方が上手いのかねぇ?

夢の中ってある意味もう一つの自分じゃない?

――瑠衣たんってさぁ、本質的に人間好きさねぇ。

俺の同居人はたまにそう言う。酩酊した様な、浮ついた声で、そう言う。其れを聞く度に、お前の前に鏡を持ってきてやろうかと、そう思ってしまう。お前も大概だろ。と。


鏡花が俺の膝裏で眠っている。今日は少し疲れてしまった様で、夕飯を食べた後、すぐにそうなった。ソファで寛ぐ俺を見るや否や、すぐさま横を陣取って、そのまま膝を占拠する。

そうしてうつらうつらと船を漕ぎ始めた。

彼奴の考えている事は分からない。非常に突拍子もない事もすれば、思慮深い事もする。突然抱き着いて来たかと思えば、哲学的な話に興じたりする。

お前は一体今、何を考えているんだ?


一日数回に及ぶ侵入思考。希死念慮。そして自殺志願。其れによって息が上がることが増えた。スマホが上手く使えなくて、叩き付ける様に文字を打った。逆に力が入らずにスマホを落とす事もあった。

その度にその思考に流されないようにと、『死ぬつもりはないよ』、『死ぬなら会社辞めたり、貯金ゼロにしてから』、『瑠衣に言いたいこと全て吐き出してから』と事象を延々と先送りにして生きている。

毎日がしんどい。本当は適応障害ではなく、鬱に移行しているのではないかと。ふとした時にレンジを超え、本当に死んでしまうのではないかと。そう思っている。

ふと包丁を取り出しそうになった。ただ気を逸らす為に、瑠衣にこう言った。

――瑠衣たんってさぁ、本質的に人間好きだよねぇ。

羨ましいよ。羨ましい。私も好きになりたかった。そうすれば別に、此処までしんどくないんだと思う。嫌いだから、憎悪が凄いから、許せも忘れもしない。今だって死ねって、殺すってそう思ってる。

すると瑠衣は物凄く怪訝な顔をして、やや低めの唸る声で、こう言った。

――お前の前に鏡持ってきてやろうか?

――へ?

――お前も大概だろ。こんなんなるまで壊れても、たまに『死ね』とか『殺す』とか呪詛を吐いても、それ以上の事が出来ない。挙句の果てその後精神を悪化させ、鬱になってる。

憎い相手でも、本質的に人を愛してる。

――意味、分かんないよ。何言ってんの? 死ねって、殺すって……。

死ねって思ってる。殺すって思ってる。出来ればそうしたいって。そうしたいって……。

――恐怖による支配は服従だ。つまり本質的な意味で、納得という形での解決にはならない。どうしたって、お前が被害を受けたような解決にしかならない。そしてお前は、そうなる事を本能的に拒んでる。

嫌なんだ。お前を苦しめた同属になるのが。もっと人は崇高だと、そう思っている。そして其れに惹かれ愛してる。そして其れをお前自身の手で証明しようとしてる。

――黙って!!

私は本当に……。


鏡花が魘されてる。うんうんと言いながら、歯ぎしりをしている。そろそろ起こそうと思った時、空を裂く声響いた。

「黙って!!」

なんて声で叫んでんだ。何時もの、あの、余裕ぶった声はどこ行ったよ。でもそれこそが本心なのだ。

愛し、愛されたい。認められたい。

其れが叶わないとやっぱり歪む。

正攻法、つまり、ストレートな愛情表現で叶ったキャラも見た。

ツンデレ?というの? 皮肉言いながら、手を貸してくれるキャラ。で叶わないキャラも見た。


でも本質的に、そういうキャラって、愛し愛されたい。認められたい。

例えどれだけ人に裏切られても、人を愛してるし、救う側なんだよね。


お前らの事だぞ。

母性本能とメンタルのつえー銀の靴。

後方保護者兼彼氏面。


口より態度で 嫌い とか 憎い とか出さないと意味がねぇんだよなぁ。


瑠衣が人間好きなのは、逆境に打ち勝つところ。

自分がそうだから。

でも鏡花が人間好きなのは、ある意味での崇高性じゃない?

どれだけ薄汚れた面を見せられても、平気で裏切るところ見せられても、多分希望を捨てられないんだよね。

些細な善性に縋ってしまうというか。

人を諦められないというか。


だから多分、瑠衣は鏡花の事好きだよ。

そうした鏡花のしぶとさを買ってるから。

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