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書き出し祭り・感想  作者: 遊月奈喩多
第25回書き出し祭り分
99/103

25-T-18 『さようなら。私が愛した嘘の花』本文感想

 皆様こんにちはこんばんは、遊月奈喩多と申すものでございます! こんなゆー!

 96猫さんの「嘘の火花」、さユりさんの「平行線」を交互に聴いて気分を作った上で、本文を読んでいきたいと思いますわよ!!

 えぇっ、予想外!!!

 おサイコな多重人格の話じゃないですか!!

 いや私ね、夢或いは承認欲求と大事に思うゆえに重荷に感じることもある恋との板挟みで、読みながら胸を掻き毟りたくなるような切ない恋の話なんだろうな……絶対好きなジャンルだから読みたいけど読むまでに気力チャージしなきゃな、そうだ、NTR書こ……という有り様で構えていたもので、読み始めるまでにえらい時間のかかったお話だったんですよ(感想依頼を募集したやつとは思えない所業)


 なんだろうな、ポピュラーな作品で喩えると横槍メンゴ先生の漫画『クズの本懐』中盤で花火ちゃんと麦くんがお互いの想い人に思い切って告白して、無事に玉砕してこよう、そして前に進もうぜみたいなやり取りをして花火ちゃんは無事に玉砕できたものの麦くんの方は茜先生に無事絡め取られてしまい、決して告白が報われたわけではないとわかっているのに先生とのドロヌチャ○ックスに没頭してしまう麦くんを公園(……だったかな、どこだったかな)で待つ花火ちゃんのカットを初めて読んだときの『ぐあぁーーーっ!』と叫びたくなるような苦しさっていうんですか? そういうものが全編に亘って横たわっているお話だと思っていたんですよね。


 ところが、おやおやおやおや……これは予想外!!

 ハルくん自身はミナト兄さんのことを大事な相方として親愛の情を向けるものの、ハルくんにミナト兄さんを殺されたと思っている(というか実際殺されてますからね)カナタくんからしたら、いつ頭の血管が切れてもおかしくない地獄の日常ですよね。

 あらすじからするとヨルさんが何やら満足しながらカナタくんのもとを去ろうとする展開が仄めかされていますが、なんでしょうね。勝手に満足して死のうとしているのでしょうか? ありそうで怖いなー怖いなー、まんじゅうと同じくらい怖いですね!

 前書きに引き続き、遊月です。これはね、よい……面白い書き出しでした!

 人によっては「タイあら詐欺だ!」と騒ぎかねないくらいにはタイあらから内容の想像しにくい本作でしたが、私個人としてはこの差異によって読むときの必要カロリーが大幅減となったので、驚きつつも安心したのも事実でした(笑)

 というか、この作品と対面した筆者の感想としては、やっぱり筆者はいわゆる「タイあら詐欺」って大好きなのかもなということなお伝えしたいところ。いやね、筆者自身がよく書き出し祭り作文で「タイあら詐欺だ!」と言われがちなので、『やっぱりタイあらから想像しにくい本文ってよろしくないのかしら』などと考えたことも……あったかな、あったかもな、いや、あったということにしましょう。あったのです。恐らくあったのですが、やはりね、今回のサプライズに思わず沸いた筆者自身の気持ちを思うと、そうですね。こういうのもアリなんだなと思いましたね。


 などという前置きをしつつ。

 今回のお話では、(恐らく)多重人格のキャラクターが登場しましたね。多重人格といえば、そうですね、今年2025年の初頭に我々オタクたちの間に多大なるインパクトをもたらした若葉睦 / モーティス / ムツミちゃんがいましたね。本編中の描写だと元々の「ムツミ」という肉体に紐付いた大元が様々な状況に応じておよそ人格と呼べるレベルで様々な顔を使い分けるうちに、その内にたくさんの人格(かお)を飼うに至った──ということらしいのですが、まぁそれはともかく終盤は大好きな姪に近づくために妹の名前を使って都会でアイドル活動に勤しんでいたギターボーカルJKが凄まじいアニメだったので、そうですね……凄かったです(語彙力ちゃんは*んじゃったよ?)

 そして多重人格といえばやはり『ジキル博士とハイド氏』でしょうか。私自身はあの話は悪性のない人間はいないし、そんなのを無理に押さえつけようとしたらどこかでツケを払うことになるんだよねというお話なのかなと思っていますが、何だかんだで二重人格の話として広まっているような気がしますし、なんなら私もかつて、自身の別人格に報われない恋をした少女がままならない恋に心を侵されて最後には死という形で本懐を遂げてしまうという短編に『偉大なる先達、ハイド氏に捧ぐ』というタイトルをつけて文学フリマで販売したものでしたっけ。やはり多重人格のアイコンとして使ったいたように思います。ままならないですね。

 他にも多重人格について話したいことも多々あるのですが、ともかく今回はこの辺りで。


 最近も多重人格(?)のヒロインが、人の形を喪ってでも自分と添い遂げる覚悟を持った主人公と花畑で再会する感動のエンディングを迎える某ソシャゲのキャラシナリオもよかったなという言葉を添えて、『さようなら。私が愛した嘘の花』の感想とさせていただきます。

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