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書き出し祭り・感想  作者: 遊月奈喩多
第23回書き出し祭り分
72/103

23-4-7 それいけ聖犬フェンリル!〜うちのしず江(14)はシーズーです〜 タイあら感想

 皆様こんにちはこんばんは、遊月奈喩多と申す者でございます! クリなゆー!

 ある日突然、飼い犬が救世主に選ばれたら……なんともぞっとしない話のように感じなくもないですが、果たしてどんな展開になるのか!?

 漫画や小説の中だと『親方、空から女の子が!』みたく劇的に描かれる邂逅も、現実世界に浸かりながら生きていると『うわぁ、窓からコスプレ女が!』となるの、あるあるですよね。よくあるちょっと露出度のあるコスチュームを着て現れられたりしようものなら、忽ち竿役に頼まれて断りきれなかった彼氏持ちコスプレイヤーものの始まりです。ローアングラーになるかならないかで物語が分岐してしまいそうですね!

 危うく話が脱線しそうになりましたが戻すとして(いつぞやみたく『自分語りが多いぞ!』と言われてしまいますからね)、愛犬の名前がシーズー犬のしず江さんでした。スライムのスラリンみたいなセンスのネーミング、筆者は嫌いじゃありませんよ!!


 尻尾を振ってご機嫌ダンス……たぶんですが、いわゆるコスプレ女の世界は救えそうな気がしますね。なんか、あらすじの語り口がしず江さんに優しい世界を予感させてくれています。

 時代はマルマルモリモリではない、しずしずえいえいなのです!!(筆者のセンスのなさが露呈してしまう!)

 前書きに引き続き、遊月です。シーズー犬のしず江さんにばかり注目していましたが、フェンリルが聖犬として扱われていることにも少し注目した方がよかったかも知れないなと思っていたりするところです。

 フェンリルといえば、太陽を食べる逸話のある北欧神話の大狼なので、ひょっとすると終盤になるとしず江さんの活躍は確かに「コスプレ女」たちの世界を救ってはいるけどそれは同時に「私」の世界を脅かす事態に発展していたのだ……みたいに、すっかり情の移った異世界か、少しだけ遠い記憶となったものの懐かしさの残る元の世界かを選ばなくてはと葛藤する「私」の姿を見たりすることもできちゃったりして!?などという不埒な妄想が筆者の脳内を駆け回っているわけであります。

 ちなみに救世主というと「メシア」が訳(?)として思い付きますが、意味合いとしては「油を注がれた者≒神に選ばれたもの」という意味があるそうです。王様や位の高い祭司に高価な油を注いで即位或いは就任の儀式とする習慣から来ているとされていますが、しず江さんに油をかけるのは想像するとちょっぴり可哀想な感じがしてしまいますね。

 あとものの話によると、我々の生きている世界にある宗教のいくつかは同じ神を信じているとのこと。にわか知識であれこれ語るのは少し怖いところですが、もしもそういうことならば、なんだか創作の神話体系や創作内の宗教絡みにもいろいろ応用できて面白そうですよね。

 果たしてしず江さんを待ち受ける運命やいかに……とワクワクしながら、『それいけ聖犬フェンリル!〜うちのしず江(14)はシーズーです〜』のタイあら感想とさせていただきます。

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