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歌い手イメージリボン『ファンだから♡』

作者: 物語のあるリボン / いろいと

物語のあるリボン作家『いろいと』です

私の作るリボンには、1つずつ名前と物語があります

手にとって下さった方が、楽しく笑顔で物語の続きを作っていってもらえるような、わくわくするリボンを作っています


関西を中心に、百貨店や各地マルシェイベントへ出店しております



小説は毎朝6時に投稿いたします

ぜひ、ご覧下さい♡



Instagramで、リボンの紹介や出店情報を載せておりますので、ご覧下さい

hhtps://www.instagram.com/iroit0

目を瞑れば、すぐそこにあなたがいるようで、心が浮つく

耳を澄ませて、今日も大好きな人の音楽を聴いては、顔がニヤける

ニヤニヤしながら聴いているので、傍から見れば何とも怪しい女の子

それでも我慢出来ずに口角が自然と上がる

私がニヤけながら聴いているのは、歌い手さんの曲

歌い手さんとは、ボカロやアニソン、J-POPをカバーし、色んな楽曲を〈歌ってみた〉と称して、動画を上げ配信活動している人達のことだ

私は、その歌い手さんファン

もちろん他にもたくさんいて、違う配信者も好きなのだが、今はこの人だけが好きで追いかけている

次の曲が始まり、浮足立ちながら私は横断歩道を待つ

ふふん、とつい口ずさみそうになるのを必死に我慢しながら

·

横断歩道を渡り、右へ曲がるとハンバーガーショップが、こっちにおいでと手招きをしている

そろそろお昼ごはん時な事もあり、私は手招きに引かれ、軽やかにステップを踏み目の前までやって来た

お昼前な事もあり、そこまで行列はできていない

ハンバーガーとポテト、それとナゲットにシェイク、期間限定のスイーツは後で頼むことにしよう

ずっしりとしたトレイを持ちながら、空いている席へ座った

一口目はポテトからと言うマイルールを実行しながら、さっきまで聴いていた曲が終わりを告げる

食べている間くらいは、イヤホンを取り食事に集中することにした私は、カバンの中へとイヤホンを放り込む

しばらくは、ハンバーガーを楽しもうと大きな口へと運んだ

·

塩がきいたポテトを1本掴み、一口で食べてしまう

携帯を片手に、もぐもぐと小動物のように止まることなく口を動かす

ふと、忙しなく動いていた口が一瞬止まり、私は思わずジッと見つめてしまった

あれは、ファンクラブの限定バッグ

もちろん私も持っているが、今日はあいにく家に置いてきている

たまたま私の隣が空いていたので、限定バッグを持った彼女は席につく

その彼女の目の前には、もう一人限定バッグを持った女の子

着席した二人は、おもむろにノートやグッズを、机の上に広げだした

別に聞きたくて聞いたわけでナイが、聞こえてくる会話から、どうやらオフ会のようだった



·

『この歌のこの部分がめっちゃ最高なのよ!』

『分かる!こないだのライブも良かったよね』

心の中でうんうんと言っている自分がいて、好きな物が同じだと言うだけで、どうしてこんなに親近感が生まれるのだろうと思っていた

私は、ほんの少し話をしたくなって勇気を振り絞って話かけてみることにした



『あの?突然すみません、あの方のファンですよね?私もファンで、気になってしまって声をかけてしまいました!』

『ですよね?!私も気になってたんです』

『え?そうなんですか?!』

『そのカバンに付けてるキーホルダー』

『そうそう!やっぱりファンだと、すぐ目にいってしまいますよね!』

そういえばカバンに付けてたなぁと、二人に言われて思い出す



そのまま会話は弾み、しばらくファン同士楽しく話をしていた

『今度のライブ行きますか?私達は行く予定です』

『私も行きます!』

『じゃあ、また会えますね』

『そうですね!私達は今からオフ会に行くので、今度あったら誘います』

たまたま話をした事がきっかけで、ファン同士繋がる事はあると聞いていたが、まさに今がそうである



·

しばらく一緒に楽しい時間を共有した後、別れを告げ外へ出た

『そのリボン可愛いですね』

と褒めてもらった『イメージリボン』を付け直し、最終目的地のグッズを買いにお店へ、私は足早に向った

最後まで読んで下さり、ありがとうございます


色々なお話を書いておりますので、どうぞごゆっくりとしていってもらえると嬉しいです


また明日、6時にお会いしましょう♪

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