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おっさんの徒然エッセイ

AIと創作に関する私見

少し適当過ぎな内容なので、ゆっくりとお付き合い出来る方だけ、どうぞ( ・∀・)っ旦




 だいぶ寒くなってきまして、皆様におかれましては風邪などおひきになられませんよう、お気をつけください。

 さて、久方ぶりの奴隷乙劇場です( ≧∀≦)ノ


  


 もう何番煎じなんだろうという話題なんですけど、実は半月ほど書きかけのまま放置してたエッセイでして、ホントに旬を外してます(笑)


 言い訳はこのくらいにして、書いていきますね。




 AIでイラストや小説を書く、ないし描くことについては、はっきりと言ってしまうと、別にどうでも良い、というか、割と個人で楽しむ分には好きにすれば良いと思っています。

 ただ、商業作品や、コンテストなどに出品することには相応に違和感がありますが、それも、AI作品である前提での展開や公募を行うのは、別にいいのではと思っていたりします。


 このあたりの理由は後述するとして、ただ気になることはあります。

 権利関係の云々です。


 AIに人格はありませんから、著作権は無いと思っていたりしますが、その辺りの論争は私よりも頭の良い方々がとっくに争っておられるでしょうから、詳しい方、教えてください(笑)

 私が思うのは、AIソフトで作成した作品の権利割合って、どのくらいなんだろうって、素朴な疑問です。

 ソフト開発者である。SEやプログラマー、開発会社と、作品にするために、ソフトに条件を入力した人物、どちらが権利としては割合が上なんですかね。


 後は、AIがネットから引き出した膨大な「元ネタ」たちであるイラストや写真、文書や辞書などの権利者には権利は発生するんでしょうか。

 

 何と無く、こうした事柄が有耶無耶なまま、商業作品などになることは避けた方がと思ってしまいます。



 この辺りは昔からある問題ですけれどね。AI美空ひばり問題と同じですし、もっと昔にも、音楽作成ソフトを使ったショパンの新作なんてのがあったと記憶してます。

 割り切ってエンターテイメントとするか、故人に対して冒涜であるとするかの議論はスタンスの違いで結論が出ないような気もしますし、ユーミンはAIユーミンとの共演をするそうで、結局は本人次第とも言えますかね。

 まぁ、ニルバーナのカート・コバーンの新作をAIで作ったのは、アンチコマーシャリズムの末に自殺した人物であると考えると、本人は喜ばないのではと思ってしまいますが。



 ネタとしては古い話で申し訳ないんですが、コンテストと言う話ですと、アメリカのコロラド州だったかと思いますが、公募方式のイラストコンテスト、そのデジタルアート部門で優勝した作品の作者が、優勝が決まった後にAIで作成したことを暴露するという事がありましたね。


 賛否両論のようですが、一つだけ疑問を呈するなら、「何故、最初から明かさずに、騙し討ちのような事をしたのか」ですかね。

 色眼鏡を介さず、中立に判断して欲しかったと言うことかも知れませんが、反対に言えばAIで描いたことが分かれば選考を外される危険を理解した上で、事実を告げなかったとも考えられますから、アンフェアだと思う方がいるのも仕方ないですよね。

 


 あと、やっぱり少し前のネタなんですが、Twitterで「#サーモンラン」がバズったりしてましたが、ソフトにサーモンラン、鮭の遡上を入力したら「ダイナミックに川を遡上する鮭の切り身」のイラストが爆誕したとのツイートがバズり、その後、同様の入力で同じく「切り身遡上」イラストが次々とTwitterにアップされたことがありましたね。


 これは、AIが「サーモン」を検索すると、切り身画像がより多くヒットしたからでしょうし、その後、「#サーモンラン」で「遡上する鮭の切り身」画像がバズったことで、その後に入力した人たちは余計に「切り身ビックウェーブ」に乗ることになったんでしょうね。


 これは、AIに思惑通りのものを書かせることの難しさを物語ってますよね。

 コロラド州の件でも、作成者は100通り以上の入力を繰り返して、その中から、理想に近いものをピックアップして、編集、プリントアウトすることを前提に調整して完成させたそうなので、想定した通りに作品を完成させるのは難しいようです。

 また、当たり前ですが、AIはプログラムにそって、入力された情報から、そこから連想される事柄をネット上から拾い上げて再構築している訳ですね。

 反対に言えば、なんら新しいものは産み出さないと言うことです。

 まぁ、「鮭の切り身ビックウェーブ」は新しいアプローチにも思えますが、最新技術として注目されるAIが、まるで生きた魚を知らない小学生のようなミスをしたこと(実際には異なりますが)の面白さであって、「鮭の切り身ビックウェーブ」自体は、どちらかと言えば陳腐なダジャレレベルですからね。

 

 もし、創作の殆どがAIに置き換われば、早晩、創作物はありきたりなダイジェストを繰り返す劣化テンプレートで溢れることになると思いますが、反対に、消費速度の加速はそれを求めているようにも思えます。


 とは言え、人間の欲求って果てしないですから、面白いものを求めて人間の書く作品の需要は消えないとも思う反面、AIによる作品単価の低下が起これば、担い手は減るだろうなとも、そうなれば、AIにとっても、元となるものが減る訳ですから、より、画一的になるんではと。


 まぁ、実際にどうなるかはわかりませんが、あまり商業の世界で使うことは、コンテンツの破壊になると思いますね。



 あと、ドローン兵器が注目を集めましたが、数年以上前から、国際社会は、いづれ誕生するだろう完全自立AIの兵器転用の禁止を決議出来ていません。


 すでに研究開発をしているからですよね。


 そんなもので戦争しようと言うなら、まだ、ボードゲームで決着をつけてくれる方が億万倍ましです。


 昔の人の言葉じゃないですが、戦場に兵士を送り、次はAI兵器に人を殺させるなら、トップ同士で殴りあって決めろと言いたいですな。



 さて、とりとめも無い内容でしたが、何にせよ、作った技術に呑まれてしまわないようにしないといけませんよね。






感想と、詳しい方の解説待ってます(笑)


AIに関する著作権の話なんかは、あれこれと読んだり聞いたりしましたが、まだまだ議論が尽きないようで難しいですな。

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― 新着の感想 ―
[一言] AIのお絵描きは人間にはできない発想で、驚かされることがあります。 これがだんだん人間の描く作品に近づいてきたら、本来の持ち味が失われて陳腐化するんだろうなぁと感じています。 時間の問題かな…
[気になる点] あ……。感想書いてもよかったですか?(ドキドキ)
[良い点] ユーザーが求めてるのは同一パターンの単なる組み換えということでしょうか? ハリウッド大作なんかは確かにそんな感じですね。 自然の景色に心動かされることはあっても、AIがぽっと描いた絵に心動…
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