決意は刃に似ている
よろしくお願いいたします
ハクロ『はっ!つまらねえな。わりいな!あんたらはドクタークリミアの邪魔なのさ』
運転士が死亡したため車はハクロにくしゃくしゃに破壊された。
メニエール『何の目的で動いてる。貴様はクリミアの手下か!?』
ハクロ『悲しいな、あんなイカれた女の手下に俺は見えるのか』
メニエールは拳銃をハクロに向ける。足の震えが止まらない。
ハクロは間違いなく異能力者だ。それはまさにメニエールの死を意味している。
ハクロ『俺はハクロ=レゾン。一応言うが、拳銃を使っても俺には効かないぜ』
拳銃が通用しない?いくら異能力者とは言え、それはハッタリだろう。
メニエールは拳銃をハクロの頭にぶちかました。
弾丸が貫通するどころか弾き返された。
ハクロは身体を鋼鉄に変化させていた。
ハクロ『特殊能力発動。〔鉄の男{アイアンマン}〕、別に摩訶不思議の能力じゃあない』
メニエールは膝をつき、涙を流し始めた。
ハクロ『何の真似だ、安心しな。俺は殺すのは好きだが無抵抗な命乞いをしてる奴には興味はねえよ』
メニエールは涙を流しながら何度も頭を床に擦り付けた。
ハクロはメニエールをぶん殴る。
ハクロ『しまった、殺しちまった。あまりにもイラつかせるからだよ』
メニエールは骨がバキバキ鳴り響きながら黒い闇に覆われた。
ハクロ『なんだ、あんたも異能力者かよ。最初に言ってくれれば、フルパワーで打っ放したのによ!』
メニエールは全身を闇に飲み込まれると黒い球体になった。そして黒い球体から現れたのは歯車伯爵であった。
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