Story 1
あたし、中島海亜!!
高校1年生になったばかりです。
あたしには、最大にして最低の悩み事があります。それは・・・頭が悪い事。あたしの平均偏差値は最高でも40をこすかこさないか。そんなあたしの行ける高校なんて限られている。あたしは必死で勉強し、なんとか高校に入学する事ができた。バカなあたしは、入学式当日にこの学校の最大の問題を聞く事になるのでした。 入学式当日、あたしは通常通り学校に行った。すると後ろから、聞き覚えのある声がした。“海亜ー!”小さい頃からの幼なじみ、田口美奈。しっかりしてて、あたしの事は全部知ってる。お姉さんみたいな感じ。 入学式当日、あたしは通常通り学校に行った。すると後ろから、聞き覚えのある声がした。“海亜ー!”小さい頃からの幼なじみ、田口美奈。しっかりしてて、あたしの事は全部知ってる。お姉さんみたいな感じ。※書き忘れていましたが、中島海亜は“なかじまみあ”と読んでください。
“美奈!!おはよー。クラス一緒だといいね。”あたしは頻繁に美奈と連絡を取っていたので、高校が一緒なのも知っていた。
“ほんとだねー。うちらのレベルじゃほぼ男子校に近いこの学校でも、行けただけましだよねー。”
(はひ?今何て・・・)
“もー美奈ー。冗談キツいよ!!あたしがいくらだまされやすいからってそんなのは信じないよー。”
“えっ?美奈もしかして・・・去年までこの学校が男子校だったって、知らないの?”
(はいーーーーー!?)
※軽く説明すると・・・
1 この学校は、去年まで男子校だった。
2 今年入った人数300人に対し女の子の人数はなんと80人。
3 しかもここは平均偏差値45という私でも入れる超おバカ校。素行がいい訳がない。
という訳である。
“そんなの知らないよ−。ただでさえ16年間彼氏もできた事ないのに・・・男子校って。”
“海亜はめちゃめちゃ美人なのに、告白全部断っちゃうからじゃん。”
※海亜はすごい美人です。 “だってさー、みんなあたしの性格知らずに告白するんだもーん。絶対やだよー。”
“まあねー。あっ!!いい機会だしー、この学校にいる間に彼氏つくるっていうのは??”
“え−、まあーできたらね。”あたし達は、こんな会話をしながらクラス発表の場所へ行った。
衝撃
☆海亜
幸運にも海亜とは同じクラスだった。
“やったね、海亜ー!!同じクラスだ。”“本当だー。これから1年また、よろしく 笑” あたし達は、指定された教室に移動した。教室に来たあたしは、驚いてしまった。(本当に男の子だけなんだー。なんか変な感じ。)チャイムが鳴って先生が来た。(なんかオドオドしてるけど・・・気のせいかな??)“今日はこれで終わりなので、すみやかに下校してください。”
(はひっ?なんで入学式がないの??てゆうか、普通この後自己紹介とかしない??)あたしが驚いていると、美奈が来た。
“ねえ!!なんで入学式がないの!?この学校おかしいよ!!”(あっ・・・。)あたしは、つい大きい声で言ってしまった。(美奈すごい困ってる。)でも・・・そんな焦んなくても、普通に思うよね??すると、後ろから声がした。“おいっ、うっせーぞ!?そこの凡人!!”
あたしは、驚いてすぐに振り返った。(何なのこいつ、エラソーに・・・。でも、カッコいい・・・)あたしは気付いたら、そいつに言い返していた。“何なのあんた!?何様のつもりよ。だいたい、あんただって凡人じゃない!!”こう言うと、そいつは不気味に笑ってこう言った。“ふーん、お前俺の事知らないんだー。”
“知るわけないでしょ!?あんたみたいな超わがまま男なんっ!?”あたしの話の途中で、そいつはあたしを持ち上げた。“な、何すんの!?降ろしてよ!!”
“あっ、名前言い忘れてた。俺、海斗。よろしく!!”(あたしの事は無視!?)
“後は頼んだぞ。”こいつは、男子5人ぐらいにそう言い残してあたしを持ち上げたままどこかへ行きだした。これから何をされるのか、正直・・・めちゃめちゃ怖いーーー!!!