壱ノ巻:おい神様、そんなの聞いてねぇぜ。
ほとんど神様が喋る回です、実質第1話です。
「へぁ?今なんて?」
あまりの驚きに間抜けな声を出してしまった。
実は異世界転生が出来ないと神様は言う。
「すまんのぉ、出来れば君のような人間は異世界転生させてやりたいのじゃが、先程も言ったように転移門が壊れてしまってるみたいでの……ちょっとやそっとの傷程度一週間で直せるのじゃがな?転移門の転移機能とそれを治す自動修復機能が壊れてしまったようじゃ。」
と神様、しかし自動修復機能が壊れるってどうゆうこったいと思ったがまぁ直してもらえれば異世界転生させてくれるのだろう。そう聞いたら実はそうはうまくいかないらしく、また新たな転移門を作らなければいけないらしい。
「しかしのぉ、その転移門なのじゃが作るのに十年かかっての……まぁ今回は初めて作るわけじゃないからまぁ大体4,5年ぐらいかかるの」
ツイてない……まぁ交通事故にあってる時点で今更感があるがまぁ可愛いお嫁さんと夢の異世界転生様様は逃げないだろう。それまで天国やら地獄やらの所に行くだろうしぶっちゃけると楽しければいいんだよなぁ……てわけでめんどくさい事は全部この神様に全部丸投げしよう、罰当たるかな?
「それで神様、俺は転生門が直るまでどこに行けばいいのでしょうか?天国ですか?地獄ですか?」
そう聞いたら思いもよらない答えが返ってきた。
「その件についてじゃがな、転移門が直るまで第3層のアパート流浪荘に住んでもらうことにする。」
え?なにそれ、聞いたことないんですけど……
「実は君以外にも色々と大人の事情があって判決が出せてない人たちが居るのじゃがな?その人たちが判決が出るまで住むところ、そこが流浪荘じゃ。とゆうことで君には4,5年間流浪荘に住んでもらいたい。まぁぶっちゃけそれ以外選択肢はないんじゃがな。」
oh......なんとゆうことだ、判決が出ないってことはかなりやばい人もいるってことだよな?不安でしかない。
そう思い俺は第3層へと歩み始めた。
ん?ちょっと待て第3層って……何?
うん、短い!