えらい[方言でしゃべろまい!]④
明けましておめでとうございます。
お久しぶりの、三河みかんです。
生きていました。
なろうであまり書かずに、ムーンの方でBL書いたり、読み専したり、ワンコが亡くなったり…
家事や仕事や介護に追われ、色々してました。
方言に絡むエッセイ内容がピンと来ず、ほったらかしてて、すみません。
この“ほったらかし”も方言なのかな…
漢字変換がスムーズにいきません。
手を着けず、そのまま放置しついるの意味合いです。
今回は【えらい】です。
えらいは共通語では【偉い】で、立派な等の意味で使うと思います。
三河の人も、もちろんこの【偉い】も使いますが、違う意味でも使います。
例えば、三河のお兄ちゃんの友人や知人が居たとします。
「あ~ぁ、オレ、えらいじゃんね」
こんな発言を聞いた時は、意味違いだと思って下さい。
決して彼は突然、自画自賛したり、偉ぶり出した訳ではありません。
後、彼はチャラくもありません。
離れた土地でも郷土の方言を話す、純朴な三河の若者です。
郷土愛に溢れ、あなたに気を許している人です。
誤解のないように、お願いしますね。
【体や心が疲れた】あるいは、【状況や状態が大変である】そんな疲れや大変さを表現する言葉が、【えらい】です。
だから、一般的な意味合いでは他者に向かって使う【偉い】と言う言葉を、三河の人が自分に向けて使う時は、この【疲れた】【大変な状況や状態だ】と訴えるSOSの発言です。
【えらい】と言葉をもらしたら、優しい配慮をお願いします。
気遣い、気配りの出来る三河の人は、相手に向けても【疲れてないか?】【大変な状況や状態じゃないか?】の意味合いで、他者に向かっても使います。
例えば3人で居ます。
三河の人が、あなたに
「なぁ、あいつ、えらそうじゃん?」
と語尾上げ発言した時。
偉そうにしててムカついているのでは無く、大体の場合は【彼が大変そうではないか?】
もしくは【彼が疲れていないか?】と心配を表す発言です。
ケンカしている状況とか、嫌いな人への発言なら【偉そうにしててムカつく】の意味合いで正解です。
この場合、語尾のイントネーションは下がる場合が多いです。
類似に【あいつ、えらいじゃん!】も使うケースがあります。
この場合は、注意が必要です。
共通語と三河弁の両方の可能性があるからです。
あいつを取り巻く状況と環境、三河の人の前後の発言と日頃の性格……あなたのコミュニケーション力、読解力が問われる場面です。
さあ、真実の意味は一つ!
頑張って推理して下さい。
三河弁のエッセイは、今回で一先ず【完結】にします。
お読み下さり、ありがとうございました。
閲覧者は少ないですが、感想を下さる方が多く、皆様のおかげで、楽しい作品でした。
冒頭にも書きましたが、私も方言にエッセイ内容を組み合わせて考えるのが【えらい(大変)】じゃんね~
ずっと更新ストップなのも気になるし。
また、なろうかムーンの何処で、お会いしましょう♪
お正月の家族や親戚や三河の友人と集まる機会、是非とも会話を楽しんで下さい。
良いお年を!