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ちびっこ勇者装備を買う

さて…何とまぁ無理やり押し付けられた感じで旅をすることになってしまった……ん?何か視線を感じると思ったらなんかジャックがこっちを睨んでる?


 「おいマルア!何でお前が勇者と一緒に旅立つことになってるんだよ!」

 「知らないよ!こっちだって驚きだわ!」

 「チッ………俺は認めねえからな、お前が勇者の仲間になるなんてな!」

 

 そう言うとジャックは外へと走り出していった。いったいなんだっていうんだ。そんなに冒険の旅に出たかったのか?まぁいいか…

 とにかく今は勇者君の装備をそろえてあげないとなぁ…あ、そういえば…

 「そう言えば勇者君の名前知らないや…何ていう名前なの?」

 「えっ雪宮…雪宮恵一です……」

 「ユキミヤ君ねぇ…よろしく。私の名前は…まぁ言わなくても散々さっきまで私の事呼んでる人居たから覚えてると思うけど一応言っておくね。マルア=リヴェルトンよ、これからよろしくね。」

 「よ、よろしくお願いしますッ……」


 ん~……喋り方からしてなんか警戒してるわねぇ…まぁ急にこんな世界に呼び出されたら警戒もするわよねぇ……どうしたものか…


 「……まぁとりあえずユキミヤ君の装備を整えに行きましょ。流石にその服じゃ町の外に居る魔物にすぐやられちゃうしね。」

 「装備ですか…?どこか行きつけの所でもあるんですか…?」

 「行きつけの所ねぇ……まぁあるっちゃあるかな。付いてきて」


 私達は城下町にある少し小さくボロイ工房へやってきた

 

 「ここですか…?」

 「まぁ少し店の外装はぼろいけど、ここの親父さん腕は確かだから安心して良いよ。」

 「は、はぁ………」

 

 私たちが工房内に入ると少しいかつい感じのおじさんが立っていた。

 

 「お?マルア嬢ちゃんじゃねえか、どうしたんだ?また斧でっもぶっ壊したのか?」

 「また?」

 「…またって言うの止めてくれない?まるでいっつも斧壊してるみたいじゃないの…」


 まぁ確かに実質斧は50回近く壊してるわけなんだが…… 


 「ハッハッハ!…ってそこに居るボウズは誰だ?まさか嬢ちゃん……隠し子か?!」

 「……ハァ…そういう冗談やめてよ…この子は今日召喚された勇者だよ、って言うかどうせ風の噂とかで聴いてるんでしょ?」

 「ハッハッハ!確かにうわさでは聞いていたが本当に子供の勇者が召喚されるとはなぁ………でここに来たってことはこの勇者ボウズの装備を買いに来たってところか?」

 「そういうこと。500ゴールド以内で買える子供用の防具とかっておいてある?」

 「あるぜ!…と言いたいところなんだがなぁ……生憎ボウズのサイズに合いそうな防具って言ったら女性用の防具くらいなんだよなぁ…」

 「じょ、女性用の装備はちょっと…」


 まぁ女性用の装備なんてつけたくはないよねぇ………そうなると…オーダーメイドするしかないのかな…?


 「…防具をオーダーメイドしたいんだけどその場合どのくらいの日数で完成する?」

 「そうだなぁ…まぁ明日までにはできるよう努力する」


 あら、意外と早く完成するのね。やっぱり子供用のサイズだからそこまで時間はかからない感じなのかしら?


 「じゃぁ明日取りに来るわね。」

 「でも……明日までどうします?狩りをして僕の力を付けるにしても防具がないんじゃ僕だとすぐやられてしまうと思うんですけど…」


 うっ……確かに…てことは明日まで城下町内で過ごすことになるのか…


 「………しょうがねえなぁ…ほらボウズ、サービスだ受け取りな。」

 「えっ?」


 親父が雪宮に渡したものは子供でも持てるように加工された少し小さめの盾だった


 「親父…良いの?こんなの貰っちゃってさ?」

 「良いに決まってんだろ。その代り今後もウチを利用して行ってくれよ!」

 「やれやれ…分かったわよ。」

 「あ、ありがとうございます!」

 

 元気に返事しちゃって、よっぽどうれしかったのねぇ。これでユキミヤ君の身を守るものは手に入ったわね。

 さて……狩りをするにしても私は現在武器を持ってないんだよなぁ……親父に安めの武器今売ってるか聞いてみるかぁ。


 「ねぇ。安めの武器って今売ってる?近距離武器でも遠距離武器でもいいんだけど……」

 「ん?そうだな……今在庫が残ってるのは…っと………弓しかねえな。」

 「弓ねぇ…まぁ良いわ一応使えるし。えっと弓って50ゴールドだっけ?」

 「いや、嬢ちゃんはいつもここを利用してくれてるし特別に弓と矢の30本セットで60ゴールドで良いぜ。ただ弓自体はあまりいい素材の奴じゃないから耐久には気を付けてくれよ。」

 「ありがとね、じゃぁまた明日来るわ。」

 「じゃあね!おじちゃん!」

 「おぅ!また明日な。」


 私達は工房を後にし町の外へと踏み出していった。 





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