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刻み手  作者: 楚良
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序章

初投稿作品です。よろしくお願いしますm(__)m

 この世界には特別な本がある。

 それは「法則」であったり「知識」であったりするのだが、本来であればヒトがどれほど栄えようと知り得ないモノであることは間違いがない。

 それを可能にしたのが「刻み手」と呼ばれる者たちだ。彼らは生死を無視し、過去を変え、未来を歪めた。この世界の支配者は間違いなく彼らであった。ヒトは刻み手を「神」と崇め、己が無知の如く振る舞った。


 この事を俺が知ったのは物語の最後、俺が知ったところで何も変えることができない時だった。俺はその時、刻み手の恐ろしさを知り、ヒトの愚かさに怒り、己の無知さを呪った。どれか一つでも知っていればこんな物語にはならなかったと思うが、俺がいる物語なんて所詮こんな物語だ。

 即ち、これはヒトではなく刻み手の物語であり、ヒトの賢さではなく愚かさを示し、何より如何に俺が無知であったかを晒す物語だ。いずれにしろ、虚無と絶望に彩られた世界をまのあたりにすることだろう。


 前書きが長くなったが「刻み手」が支配する世界にご案内しよう。それは俺がまだ自分のことを「僕」と名乗り、賢いと思い込んでいた頃のことだった……。

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