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刻み手

作者:楚良
この世界には特別な本がある。
それは死者を蘇らせる「死者の書」であったり、真実を見抜いてヒトを裁く「法理の書」であったりするのだが、その中に「勇者の書」という本がある。
その本に名がある者はいずれ勇者となり、未来を変える力を持つという。
何気ない行動から「勇者の書」に名前を刻まれてしまった俺は、刻み手に勇者の烙印を刻まれ、迷宮探索を(ひいては強くなることを)命じられる。俺は親友のシルフと共に探索を始めるのだが……。
序章
2012/04/12 07:33
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