19_おまけ
エピローグ後、何故ディジーが後悔しているのかという話
その時、3人はどこかの海岸に居た。
相手の服装から見て、古代中国の様だった。
「前に読んだ漫画の服装だな」
そう呟くディジーに同じ漫画を読んだエドは頷いた。
相手と話す教授の会話は中国語の様だが馴染のあるディジーでも何と言っているか分からない。
「そもそもここはどこ?」
ディジーの呟きは青い空の向こうに消えていった。
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その少し前、ディジーは教授のところに手に入れた文献を持って訪れていた。
ディジー自身もある程度以上の語学力があるので困ることは少ない。
が・・・そんな彼女でも手に余る資料や文献が仕事上必要になることがある。
その日もそうやって手に入った文献の読解を依頼しにやってきたところでエドが姿をみせた。
その瞬間、3人の姿は研究室から消えた。
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暫くして教授は二人の元に戻ってきた。
「あの人は徐福、皇帝の命令で薬を探しに来たそうだ。」
「徐福ってあの?探しているのは不老不死の薬?」
頷く教授にディジーはため息をつく。
「アンチエイジングや体力強化の薬のレシピならありますけど。」
それらをうまく使えば不老不死に近い状態に出来るだろう。
ただし効果の高い薬は素材の入手が困難なだけでなく副作用もまた大きい。
「どうしますかね。」
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あれから3年、こうやって異世界に引きずり込まれるの事3回、
今回は3人だけだが、前回はオーパーツの解析でマルクスのところに行ってトーマスが巻き込まれた。
最初はタイガが巻き込まれている。
幸いと言うか鍵となる3人が近くにいないと引き摺りこまれることはないようだ。
この事態を避けるには3人が顔を会わせなければ良いのだが異世界行きは珍しい素材や知識を手に入れる機会。
その為、父やマルクスは敢えて3人が会う機会を制限していない。
また3人が顔を会わせたからといって必ず異世界に行く羽目になる訳でもない。
そもそも3人で解決できないような事態に対しては門の方で制限をしているようである。
「今回はあの人の望みを叶えろということ?」
「そのようだね。」
門を開く要因がこちらに無い以上帰還の条件は呼び出した側にある。
無駄に能力の高い3人は顔を見合わせてため息をついた。
こうして再び3人の異世界での試練が始まった・・・
そして・・・その試練の終わりは見えない・・・
閲覧、有難うございます。
中途半端に終わらせたことで門の開く条件は解除されませんでした。
結果、助けを求める者たちによって異世界に引きずり込まれることに・・・




