何時もの朝の風景にプラスアルファ
華菜は朝食をたべるために一階のキッチンへと向かい……。
現在の月日は四月十五日で時間が朝の六時三十分だ。
三十分もハクタマと話していたらしい。
私は慌てて着替えて二階から一階へ降りてキッチンへ向かった。
キッチンにくるとママが「おはよう」と言いパンと目玉焼きをテーブルに並べてくれている。
ママの名前は日景寛奈と云い四十六歳だ。専業主婦をしている。
「おはよう……パパはもう食べたの?」
そうパパも居た。名前は日景武、五十歳で△△清掃会社の営業をしている。
「今日は早く出たわよ」
「忙しいんだね」
椅子に座ると私は目の前に置かれているパンを食べ始めた。
ドタドタと階段を降りてくる音が聞こえてくる。
「おっ、今日は早いな」
あっ、兄もいた。日景涼太と云う名前で二十二歳だ。大学生だけど家から通っている。
「おはよう。兄こそ早いんじゃないの?」
「ん? あ、おはよう。今日はバイトだ」
「あーそうか。大学生も大変だね。私もバイトしようかな」
そう言うと兄は真剣な顔になり首を横に振った。
「今は勉強に専念しろ!」
「えーつまんない」
「今のまんまだと志望してる大学、厳しいんだろ」
確かに兄の言う通りだ。今の学力だと志望大学に受かる確率はギリギリのライン。でも待って未来の私って志望大学よりランク下だったよね。
そうだ……この時って瀬能くんと同じ大学に行きたくって頑張ってたんだ。ってことは受験勉強を頑張らないと駄目だってことかも。
「うん……そうだね。勉強頑張って志望校に受かってみせる」
「ほう……珍しいな。まあ、やる気になったんならいい」
兄は喜んでいるようだ。
何か言われるんじゃないかと思ったから意外だった。
何時の間にか兄は椅子に座り食べ始めている。
「ごちそうさまでした」
食べ終わると私は食器を流しに持っていった。
食器をママが受け取り洗ってくれる。
「そろそろ時間になるわよ」
「あっ、学校に行かないと」
慌ててリュックを取りに二階へ上がった。
▼△♥△▼♡▼△
自分の部屋に入った私は忘れ物がないかリュックの中を確認する。
「アワタダシイニャ」
「そう言っても学校に遅れちゃうよ」
「ナルホド……ジャアボクモイクノニャ」
私は急いでたので、コクッと頷いた。
それを確認したハクタマは私の肩にのる。
「カナイガイニハ、ミエナイカラカタニノッテルニャ」
「フゥー、それなら良かった。じゃあ行くよ」
リュックを持つと私は急ぎ部屋を出て一階に降りた。
「行って来ます!」
玄関の扉を開けると猛ダッシュで学校へ向かう。
▼△♥△▼♡▼△
学校の門の前まで来た私は間に合ったと安堵する。
そうそう私の通う学校は✕✕県立○○第三高校だ。
門の前には三年二組の甲斐馬誠二先生が立ってる。
「先生おはようございます」
「おはようございます。急いだ方がいいぞ、そろそろチャイムが鳴る」
「あ、ありがとうございます」
それを聞き私は急ぎ校舎へ駆けだした。
読んで頂きありがとうございますo(^_-)O
華菜の家族は父、母、兄。華菜を入れて四人家族だ。
まあそれはいいとして、いよいよ学校だね。
んー私が何処まで高校のことを書けるやら( ̄▽ ̄;)
と、いう事で……♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪
では、次話もよろしくお願いします( ^ω^ )