プロローグ②♡白猫さまのハクタマ
華菜は自称○○神社の使いである白猫のハクタマから話を聞いていると……。
私は驚いた。目の前に白猫が浮いていて、それだけじゃなく喋っている。
「ナンデダマッテイルノニャ!!」
「あーえっと……猫だよね?」
「ヤットシャベッタニャ。トイウカ、ボクハネコジャナイノニャ。ダイダイ○○ジンジャニツカエルセイレイナンダカラニャ」
精霊? 猫の霊? でも猫って言われるのが嫌みたいだね。だけど、あの神社で奉ってる動物って狐だったような気がする。もしかして狐から猫になった?
「じゃあ狐?」
「チガウニャ! ネコジャナイケド、ネコサマナノニャ」
「……」
どう違うの猫と猫さま……まあ猫さまの方が偉そうだけど。まあ神の使いと云うよりも妖怪の一種かな?
「そ、そうなんだね。猫さまは名前あるの?」
「アルノニャ。【ハクタマ】トイウカワイイナマエガニャ」
ハクタマ……漢字にすると白玉……シラタマで美味しそうな名前だ。
「ハクタマじゃなくて、シラタマの方が可愛いのになぁ」
「シラタマ……カワイイノニャ。デモカエルワケニハイカナイシニャア」
「そうなのね。それよりも、どうして現れたの?」
うん、これは聞かないと。私がループしていたことと何か関係してるかもしれないし。
「ソウダッタニャ。ボクハ、カナノネガイヲカナエルタメニ……イママデイロンナシチュエーションヲ……ココロミテキタノニャ。ダケドコトゴトク、ダメダッタニャ」
「そっかぁ……ごめん。だけど、なんでループしてたの?」
「ソノワケハ……セノウユウジと、カナガ……サイゴニアウヒデカコニモドシテイタカラニャ」
そういう事か。あれ以降からは瀬能くんに逢うことができない。だけど、それって……。
「もしかして瀬能くんと私が死ぬから?」
「サイショノトキハカレダケダッタノニャ。ナンカイメカカラカ、シヌウンメイ二ナッタノニャ」
「そうなんだね。何回目って三回じゃないの?」
コクッと頷きハクタマは私をみている。
「タブンカナガユメダトオボエテイルキオクハ、ゴクサイキンノコトダトオモウニャ」
「じゃあ何度もループしていて運命が逆に悪い方に向いちゃったんだね」
「タブンソウナノニャ。ダカライッコズツシュウフクシテイクニャ」
それを聞き私はハクタマが姿を現した理由を理解した。
「それなら、もうループしないんだね?」
「スルニャ。マチガッタコトヲシタラ、ソコデカコニモドスノニャ」
「そういう事か。でも、そんなことをしなくてもハクタマが教えてくれればいいんじゃないの?」
そう問いかけるとハクタマは呆れた表情で首を横に振る。
「アマエルニャ! オオクハ、テダスケデキナイノニャ」
「そうなのかぁ。残念だな……でも必ず瀬能くんと結ばれるんだよね?」
「ウン、ソノタメニボクハ……カナノソバニイルノニャ」
最初、私は不安だった。だけど瀬能くんと結ばれるなら何度やり直してもいいと思い覚悟する。
そしてその後も私はハクタマから色々と聞いていた。
読んで頂きありがとうございます(^_^)/
間が空いてしまい申し訳ありませんでした<m(__)m>
それはそうと白猫の正体は○○神社の使いの猫さまだった。でも、なんでハクタマなんだろうね? 華菜が言うようにシラタマの方が可愛いのに(^^;)
まあ、それは置いておいて……。
これからが本番になる。間違える度に勝手にループ。それは死。あるいは違う方法でになるだろう。
さて私の文章力で何処まで書けるかがみものだ。自らハードルを上げてる言う……(;^ω^)
と、いう事で……(#^^#)
では、次話もよろしくお願いします(≧▽≦)