表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世界一可愛いvTuberになった物語  作者: 水華 桜
第1章 個人vTuber編
8/31

7話

カードも購入し、デッキを組んでいく。

小学生の頃遊んでおり、真面目にチュートリアルもこなしたおかげでカードの強い弱いはわかっている。

しかし細かい枚数、今の戦い方などはわからないため視聴者さんに適宜聞きながらデッキを調整する。


。。。。。。。。

。。。。。。。

。。。。。

。。。

何とか40枚のデッキと特殊デッキ15枚を決めることが出来た。

最近では様々なアプリゲームの影響なのか、スピーディかつ大胆な戦い方が求められ、特殊デッキもしっかり組むらしい。



『皆様、デッキ構築のアドバイスありがとうございます。

何枚か足らないカードは、どのパックを引けば手に入るのでしょうか?』

そう組めたとは言ったが、カードが完全に揃ったわけではないのだ。

枚数が足りていないデッキでは、そもそも対戦することが出来ない。



[まずはセット商品を買おう!!]

[誘発はセット商品でゲットできるよ]

[とりあえずセット商品買って、いらないカードは砕けば?]



セット商品を買おうというコメントが返ってくる。

このアプリカードゲームには、プレイヤーが必要としたカードを1枚おまけしてくれるセット商品というのがいくつか存在する。

セット商品というだけあり、通常のパックを引くより少しお得なのである。


『セット商品ですね、わかりました!』



セット商品のページに行き、いくつものセットが目に入る。

どうせ引くなら派手にいきたいと思い、セットを全選択し購入を押してみる。


[えええ、マジか!!]

[全部いくのかwww]

[中々見れない光景じゃんww]

[草]



『...ええ、皆様セット商品って教えてくれたじゃないですか!?』

これは大分後になり知ったことだが、アプリゲームの性質上、周年などのタイミングでセット商品は追加されるらしく、全てのセット商品同時購入はそもそも滅多に見ることがないらしい。



いくつものカードパックが虹色に輝く。

虹色は最高レアが確定で入っているという演出である。


『虹色来ましたーー!!』

全部購入したので、虹色にならない方が有り得ないことだが、そうとは知らず意気揚々とパックを選択する。



ガイコツのイラスト、怖い魔女のイラスト、荒々しいドラゴンのイラスト、、、。

イラストを見ているだけで、割と満足感を得られるが、自分のデッキに入るカードは中々出ない。


何パックか空けたところで、虹色のカードが表示された。

カードを押したところ、そこには緑の枠に金色の扇が描かれていた。


マジックカードである。

このアプリカードゲームには大きく3種類のカードが存在する。


「ユニットカード」:フィールドに出して、攻撃・防御をするカード。戦士、魔法使い、ドラゴンなどのイラストが描かれている。最近の流行なのか可愛い女の子イラストも多く存在する。オレンジ枠のカード。


「マジックカード」:フィールドにユニットを出すサポート、デッキからユニットをサーチするなど、対戦をより優位に進めるためのカード。緑枠のカード。


「妨害カード」:相手プレイヤーのユニット攻撃、効果処理など妨害するカード。赤枠のカード。

 ※サーチ:デッキから特定のカードを手札に加えること



[ガチか!!]

[引き強くね!??]

[それ当てるのか]

[おめでとう!環境カードじゃん!!]

[あと1枚当てるんだ!!]


お祝いのコメントで溢れる。

どうやら相当強いカードを手に入れたようで、テキストを読んでみる。

........。


ぶっ壊れカードであった。初心者の私が読んでも、強いとわかるほどのカード。幸先が良い。


『コメントありがとうございます、良いカードですね!

残りパックも空けちゃいますね!!』


気分良く残りも空ける。

何枚かの最高レアリティは手に入ったが、私のデッキに入るものではなさそうだ。



『皆様、次はどのパックを買えば良いのでしょうか?』


デッキ完成に必要なカードはまだ揃っていないが、私の声は誰が聞いてもわかるほど嬉しさを帯びていた。



反応を貰える、それはvTuberとしての楽しさを感じられる瞬間であったから、、、、、、

まだまだ配信は終わらない。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ