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世界一可愛いvTuberになった物語  作者: 水華 桜
第1章 個人vTuber編
18/31

17話

12月24日、クリスマスイブ。

私は夜の配信に向けて準備を進める。



配信者にとってクリスマスというのは非常に重要である。

それはただ見てもらえる以上の意味があるらしいが、実のところ私はあまり分かっていなかった。

その辺りも今日の配信で聞いてみようと考えながら、新衣装に最終チェックをしていく。


。。。。。。。。

。。。。。。。

。。。。。

。。。


『こんばんは、新人vTuberの水華 桜(ミズハナサクラ)です!今日はクリスマスイブですね~~。

皆さまケーキの準備はしましたか?』


[こんばんは~~]

[準備したよ~]

[メリークリスマス!]


『はい、メリークリスマスです!

本日は新衣装発表、ケーキを食べる、そしてマスターランク到達記念視聴者さん対戦の3本建てです!!』


[待ってました!!]

[新衣装楽しみにしてました!!]

[今回も自分で作ったの?]


『衣装はもちろん私が作成しました。

今後も私が着たいものを、私自信で作成していきたいと思っています。

衣装のリクエストなどありましたら、言ってくれても良いですよ?』


別にリクエストがあっても、作るとは言っていない。

ただ、私の視聴者さんがどんな衣装が好きなのか参考にするだけである。


[おぉー、リクエスト!]

[やっぱり自分で作れるのは凄すぎ]

[いいね!あとでリクエスト出します!!]



『早速ではありますが、新衣装…。見せちゃおうかと思います!!

皆さま、どんな衣装だと思いますかぁ?』

私の言葉に、視聴者さんが盛り上がる。


[サンタコス!!]

[白のセーター系]

[冬だかこそ水着!!!]

[うーん、王道でサンタ?]


『はい、何人か正解です!答えは「サンタの洋服」です!』

赤いワンピース上に、黒のベルト。

袖とスカート淵に白を入れて、フワフワのサンタ帽を被る。


[うぉぉぉーーー!!サンタ!!]

[メッチャ可愛い!!]

[超似合ってます!]

[可愛すぎ!!!是非、サンタボイスお願いします!!]



『サンタボイスって、、、何言えばいいんだろう。。


「皆さま!メリークリスマス!今夜は桜サンタと一緒に過ごして下さいねっ!」』

需要があるなら頑張っていく、精一杯の可愛い声で、それっぽいことを言ってみた。


[ありがとうございます、ありがとうございます!!]

[もう満足]

[今日の最高点はここだわ]

早すぎる。。。


『いや、まだケーキも食べてないのに満足しないで下さい!』


。。。。。。。。

。。。。。。。


『そういえば、私聞きたいことがありましたの。』

お店で買ってきたフルーツタルトを食べながら、配信前に思っていた疑問を聞いてみる。


[聞きたいこと?]

[何~~?]

[俺はケーキというなの蒸しパンを食べています!]

[サンタは何歳まで信じていたかって?ふん、小学校卒業までだ]

聞いてないことが返ってくる。

登録者が増えて、この光景をよく目にするよになってきた。


『関係ないコメントは無視しますね~~。


クリスマス配信を前に皆様と計画しましたが、今日の配信は21時から朝3時、もしくはそれ以上と言われましたが何でですか??』


そう普段配信は19時から大体22時頃までするのが、専ら最近の配信であったが、あまりのリクエストの多さから本日の配信は20時から4時までとしている。


[え!]

[いや、、。]

[ちょっと。。。]

[黙秘権を行使します!]

[ほら、25日になるとサンタが来るじゃん?それを皆で見たくて!]

[そうそうサンタは子供が寝ている時間だから、0時から3時ぐらいに来るんだよ!]



『なるほど、サンタさんを見たかったですね!ぷぷぷ、皆さま、まだまだ子供ですね~~』


普段の配信で煽ることはあまりないのだが、いい機会なので煽っていく。

※本人が気付いていないだけで時々ナチュラルに煽ってはいる


煽ってから気が付いたが、実は私が知らないだけで一般常識の可能性も捨てきれず、さりげなく聞いてみる。


『私が知らないだけで、世間一般では夜サンタさんを見たり、探したりするんですか?』


[…?]

[知らない??]

[世間一般?]

[何が?]

コメントをみて、気付く。

そう言えば、配信で話したことがなったな、と。


『言ってませんでしたが、私、小学校から高校までエスカレーター式の女子高だったんです。

なので、女子高以外の世間一般の常識などあまり知らなかったりするんです。』


vTuberには、その設定上、年齢や過去を話さないものも多い。

しかし、水華 桜は初回配信でその辺りも少し伝えている。

伝えたのは単純な理由。隠しきる自信がない、それだけである。


[女子高だったの?]

[知らなかったわ!]

[初出し情報、助かります!!]

[高校、専門でクリスマス集まったりしなかったの?]


『…。高校までは家族とクリスマスは過ごしていました。

専門学校からは一人暮らししていますが、友達が、、、。この話、やめませんか?』


[あ、、、。]

[やめよっか!]

[ケーキ美味しいね!]


この時、視聴者の心は1つになっていた。

水華 桜(ミズハナサクラ)は自分たちが思っている以上にピュアである。

そして自分たちが思っている以上に友達がいない、と。




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ーーーーーーーーー

ーーーーーーー

○○ 『では、1周年の後、開催ということで宜しいでしょうか?』

■■ 『そうですね、1周年の後、新パック追加のタイミング開催にしましょう。』

○○ 『16名集まりますかね、、、?』

■■ 『難易度は高いですが、サウザンドキューブさんなど、到達している方も何人かいますし、大丈夫でしょう。』


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