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世界一可愛いvTuberになった物語  作者: 水華 桜
第1章 個人vTuber編
16/31

15話

『配信ありがとうございました。

1枠目は時間的にここで終わらせて頂きます。。。。

ちょっと集中力切れたので、仮眠とって、2枠目は13時開始とさせて頂きます。。。』


[長時間お疲れ様!!!]

[良いペースじゃん!!]

[おつかれ~~~]

[もっと空けても良いよ??]

[体調大丈夫???]


『皆様も長時間お付き合いいただきありがとうございました。

体調は大丈夫なので、引き続き2枠目でお会いしましょう!』


朝6時50分。。

耐久配信1枠目が終了した。。

ランクはレジェンド5まで上がっていた。。。

各ランク帯に5~1まで存在し、1で勝利すると1つ上のランクへの上がる。

ほぼ負けなしで、ここまで上がり、上出来である。


配信しながらも、菓子パンを食べ、途中お手洗いに行った際に沸かしたお風呂にすぐ入る。


『何とかここまで来たけど、ここからはキツイな。。。』

独り言がお風呂の壁に反響する。

低ランク帯では、遊びデッキ、ネタデッキと呼ばれるカジュアルデッキを使用するプレイヤーが多く、

Tier(強さの表)に載っていないとはいえガチ構築の「メイド&ドラゴン」デッキでは相当勝てるのである。

しかし、ここからは高ランク帯。

攻略サイトでTierに載っているようなデッキを使うプレイヤーが多くいる。


『そういえば、結局、、視聴者さんが言ってたデッキとは当たらなかったな。。。』


。。。。。。。。

。。。。。。。

。。。。。

。。。

『こんにちは、ランクマッチ耐久中、、、新人vTuberの水華 桜(ミズハナサクラ)です!

2枠目、開始したいと思います!!!』

普段はあまり飲まないエナジードリンクを飲んだせいか、いつもより少しテンションが高い。


[こん~~~]

[待ってました!!]

[高ランク帯ですね!!]

[楽しみに待ってた!]

[まだ地獄とは当たってないけど、、、当たるかな??]

[テンション高いっすねwww]


『そうですね、いよいよ高ランク帯です。

気を引き締めていこうと思います。

テンションは、、、普段あまり飲まないエナジードリンクを飲んで、想像していたより美味しかったからですかね?』


。。。。。

。。。

2枠目が始まって6時間が経過したとき、それは起きた。

チャットが目で追えないほどの速度で流れる。


[あれ配信者??]

[うお、マジか??]

[え、マジ?]

[アオイって本物??]

[え、本物??]

[いや、流石に違うだろ。。。]

[いや、本物じゃね??]

[うわ、ガチじゃん!!]

[本物じゃん]

[向こうも配信してるじゃん!!]

[サウザンド???]

[最強きたーーー!!]


何が起きたのか困惑してながら、対戦者のプレイヤー名を見る。

対戦者:アオイ最強@サウザンド


その対戦者は、とても有名であった。

登録者50万人を超えるvTuber。

アプリカードゲームをこよなく愛し、アップデート後などは追加カードを実際に使ってみてレビューする。

企業サウザンドキューブ所属vTuber 夕凪 葵であった。



相手も配信者、しかも企業所属の人気vTuberさんと分かり、緊張が走る。。。

いや、たとえ人気vTuberさんであっても、やることは変わらない。

勝利し、マスターランクを目指す、それだけである。



先行を取れられて、アオイさんのターン。

『「神の碑石を刻む泉」をプレイか、、、。最悪だ。。。』


それは、この耐久配信が始まる前、視聴者さんが言っていたデッキ。

紙のとき、大暴れし、今では規制されたカード。

多くのプレイヤーを絶望に落とし、今回のアップデートで追加されたカード。。。

「神の碑石」通称デッキ破壊。

地獄の対戦が始まった。。。


。。。。。

。。。

3ターンが経過し、私のデッキ残り枚数は4枚。

アオイさんのライフポイントは残り3000。

フィールドには、「神の碑石を刻む泉」「花騎士バロネス」。


アオイさんのデッキの性質上、このターンで勝負を決めないとデッキアウトで私の負けである。。。


[このターンが勝負だな]

[諦めないで!!!]

[ファイト!!]


『応援ありがとうございます!大丈夫です、まだ諦めていません!!』

そう私は負けず嫌いなのである。


『私のターン、ドロー。。。え、、。』

引いたカードは、最初にデッキ作成配信をしたとき手に入れたマジックカード「三つの(いくさ)と金色の扇」

条件付きではあるが、3つの強力効果から1つを選択して発動できる。



私のフィールドにカードはなし。

手札、墓場、取り除かれたカード、特殊デッキ、、、、素早く、そして丁寧に1つ1つ確認していく。

このルートはダメ、、このルートでも、、、ダメ。。


。。。

。。。。。

『宇宙の竜巻をプレイし、神の碑石を刻む泉をゲームから取り除きます。』

すかさず花騎士バロネスの効果で無効化される。

想定通りである。


『パルラメイドを召喚し、墓場にドラゴンのお着換えを落とします。』

パルラメイドの効果処理後、アオイさんも動いてくる。。

手札から「氷の呪いを刻む神の碑石」をプレイされる。


「神の碑石を刻む泉」の効果により、プレイヤーは神の碑石を持つ名称カードを手札から相手ターンでも使用できる。

パルラメイドがゲームから取り除かれ、私のデッキから3枚カードが取り除かれる。

デッキ枚数0。

これでカードを引こうとしたとき、私は敗北になるが想定内である。


『三つの(いくさ)と金色の扇をプレイ。

選択する効果は、相手ユニットのコントロールを得るです!』


三つの(いくさ)と金色の扇

金色の扇が描かれたマジックカード。

相手プレイヤーがフィールドのユニット効果を使用した場合に限り、以下3つより選択して効果を発動できる。

1つプレイヤーはデッキからカードを2枚ドローできる。

1つプレイヤーは相手プレイヤーの手札を確認し、1枚をデッキに戻すことができる。

1つプレイヤーは相手フィールドのユニットを選択し、ターンエンドまでコントロールを得ることができる。


私のフィールドに花騎士バロネスがやってくる。

『花騎士バロネスでダイレクトアタックします!』

花騎士バロネスの攻撃力は3000。アオイさんのライフポイントが0となり、「勝利」の2文字が表示される。

ギリギリの戦いであったが、勝利した。


『ありがとうございました。。。。。

いや、負けたかと思いましたが何とかなりましたね。。。

最後の神ドローは、鳥肌立ちましたよ。。。』



[おめでとう!!!!!!]

[デッキ0じゃんwwwすご]

[やはり神の碑石は地獄…]

[スゲー]

[思わずこっちの視点も見に来ました!!プレイ上手いですね]【アオイフレンズ】

[本当に神ドローでしたね!!]

[いや凄すぎ!!チャンネル登録しました] 【アオイフレンズ】

賛辞のコメントと共に普段見ない視聴者さんの名前を目にする。

アオイフレンズ。

vTuberには視聴者さんを特定の名称で呼ぶ文化があり、どうやらアオイさんの視聴者さんのようだ。。。


相手の視聴者さんにどう声をかけるか悩んでいると新たなコメントが書かれた。


[対戦ありがとうございました!!メイド&ドラゴンでランクマ。。。!凄いですね!!

また対戦しましょう!]【夕凪 葵ch@サウザンドキューブ】


!!!??

アオイさんからのコメントであった。。。


『こちらこそ、対戦ありがとうございました。

私に言われても嬉しくないかもですが、本当に強かったです!!

アオイフレンズさん???始めまして、水華 桜(ミズハナサクラ)と言います。

アプリカードゲームの配信をよくしていますので、気が向いたら見てみてください!!』

少々まごつきながら、伝えたいことを口にする。



高カロリーの試合であったが、まだ19時15分。

耐久配信は続く。。


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