10話
少し喉が枯れているなぁ、、と感じつつ目を覚ます。
昨日の配信で1つわかったことがある。
それはノベルゲームは、全部配信向きとはいかないこと。。
プロの声優さんがすでにストーリーに声を当てている箇所が多く、素人の私が読み上げたところで蛇足に過ぎなかった。。。
コメントも既にプレイしている視聴者が多いためか、盛り上がりにイマイチ欠けていた。
有名なゲームである以上、ガチャなどは盛り上がるのだろうが、ストーリー読み上げはイマイチとわかっただけでも収穫である。
登録者:28名
vTuberの配信に求められているものが、イマイチ掴めないが、参加型のゲームを選択する方が何となく盛り上がる気がする。。。
他のvTuberさんの配信で盛り上がりそうなものを探していると1つ面白そうなゲームを見つけた。
アプリゲーム「陰の対戦」
eスポーツにもなっているデジタルカード、日本でもプロゲーマーがいるほどのビッグタイトルである。
かくゆう私もリリース当初は可愛い女の子を使用して、プレイしていた。
このゲームなら、視聴者さんと交流しつつ、配信出来ると思い、さっそく準備を進める。
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『皆様、今宵は陰に染まった水華 桜に誘なわれ懺悔してください!!』
中二病全開な言葉より配信を開始する。
[こんばんは~~]
[SNS見てきました!対戦よろです]
[毎日配信助かります!!]
[口上カッコイイですねww]
チャットが盛り上がり、私のテンションも上がっていく。
配信に正解など存在はしないが、私は最初から盛り上がっている雰囲気で配信する方が自分にあっていると感じた。
『本日は「陰の対戦」、水華 桜 vs 視聴者さんをやっていきたいと思います。
ルームには1名ずつしか入れないので、1度対戦した方、対戦後抜けるようお願いします。』
[OKです!]
[承知!!]
[OTKぶっぱなします!!]
※OTK:1ターンキル。陰の対戦では20のヒットポイントがあり、そのポイントを1ターンのうちにすべて削りきること
『OTK、、、。望むところです!!
やれるものならやってみてください!!!』
ルームに入り対戦が始まる。
序盤はお互い下準備を進める。
視聴者さんのデッキは妖精クラス。
何枚ものカードをプレイし、1ターン20ヒットポイントを削りきるOTKの代名詞ともいえるクラスである。
。。。
対する私が選択したデッキは守護騎士クラス。
プレイヤーを守る守護騎士、ヒットポイント回復に長けている防御クラスである。
7ターン目、視聴者さんが動く。
複数カードを使用し、狐の少女の攻撃力が上昇する。
このゲームは先日配信したアプリカードゲームと違い、相手ターン中に起こせる行動はないため、ただ待つだけである。
狐の少女、妖精たちが私のヒットポイントを削っていく。。。
ヒットポイント「2」。削りきられず残った。。
8ターン目、私のターンとなり、今度は私が仕掛ける。
視聴者さんは私のデッキが8ターン目に動くことに気づいたため、先に仕掛けたのである。
しかし残り2ポイントを削りきることが出来ずターンオーバー。。。
甲冑を纏った乙女2枚プレイし、そのままスペルカードを使用する。
スペルカードはアプリカードゲームで言うところのマジックカードにあたり、戦いを有利に進めるサポートカードである。
甲冑で隠れていたヘルメットが脱げ、中から金髪の美少女のイラストが映し出される。
そのまま2枚の乙女で視聴者さんに攻撃を仕掛ける。。。
ヒットポイント「0」。私の勝利である!
『対戦ありがとうございました!宣言通りOTKは止めさせて頂きました!!』
そのまま対戦を続けて17勝6敗。
中々の勝率で配信を終了した。




