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好きでもない幼馴染が毎日アプローチしてくる  作者: 猛火する豪華な猿のファン
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第1話 「プロローグ」

 登場人物・結城 竜輝        小さい頃からバスケを

      ゆうきたつき       やっているが、色黒な

                   ハイスペックイケメン


     ・七瀬 雨音        竜輝の幼なじみで、陸

      ななせあまね       上部で、健康的に日焼

                   けした美少女

                   髪型はポニーテール

                    


高校2年生のある日の休み時間のこと。

「久しぶり〜。会いたかったったよ〜、たっちゃん」



 目がくりっとしたポニーテールの美少女がこっちに駆け寄ってきた。

 クラスは一瞬でしん、となり、すぐにクラスメイトたちが1人残らずこっちをみてくる。

 それもそのはずだ。おれは成績は学年トップで、部活でもバスケの県選抜に選ばれていて、見た目もイケメンだとよく言われるが、学校で女子としゃべることはほとんどなかったからだ。

 野郎どもとはよくつるんでいるから、恋愛には全く興味がないと思われていて、挙げ句の果てにはホモ疑惑まで出ていた。

 しかし、実際には、恋愛には興味しかなく、女子としゃべりたいのだが、中学生の時に男子校に通っていたため、女子への耐性がなく、しゃべりかけられてもうろたえてしまい、それを隠すために素っ気なく振る舞っていたるだけであった。

 そのおかげ?で女子からは高嶺の花扱いされて、1週間に1回ペースで下駄箱にラブレターが入っている。

 もちろん全部家のベッドの下の本のしおりにさせていただいている。

 話を戻すと、周りから見て女っ気ゼロだった俺、結城竜輝(ゆうきたつき)に馴れ馴れしく「たっちゃん」なんてあだ名で呼びながら近づいてくるやつがいるのだ。

 クラスメイトたちはなんだコイツってかんじでその美少女を見始めた。

 正直おれもなんだコイツって思ってる。

 しかし、その美少女はそんな空気を気にもせず、俺の方に来ている。

 おれはそんな雰囲気に耐えられずに、「ワリィ、おれトイレ行きたくなったから後で。」と言って教室を抜け出した。

 その美少女は「んん〜 じゃ、また後でね♪」といい、去っていった。

 おれは高校にしてはキレイで、異臭もしない清潔なトイレの個室にこもり、「はあ〜」とため息をついた。

 そして叫んだ。

「なんであいつがここにいるんだ!!!」

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