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この異世界は物足りない  作者: VRクロエ
英傑決戦編
119/137

閑話:神々の戦い

次回から新章スタートです!

 自身の領域内でクレーティオは違和感を感じていた……

 アバンニーズとの戦いが始まってから、送り込まれてくる神々の悉くを屠り、だがしかしアバンニーズ本人はあれ以降一向に現れることはない。


 アバンニーズもクレーティオの実力は知っており、その辺の神ではクレーティオをどうすることも出来ないと理解しているのにも関わらず、ただ時間稼ぎをしているかのように無意味に神を送ってくる行為は、それだけで違和感を覚えるのには十分だ。


 だからといって焦ってアバンニーズの領域に攻め込むことは無い。

 領域というのは、ただそれだけで権能であり、領域の主と戦うということは相当な実力差が無ければ自殺を意味するようなものだ。

 ここに攻め込んできたクレーティオにとっては大した脅威にもならないような神々であれば、領域に攻め込んだとしても普通に勝つことは出来るだろうが、アバンニーズは正真正銘最強の神の1人であり、、領域内ではない場所では勝つことも出来るだろうが、そこまで強さが拮抗している以上領域内での戦いの結果は目に見えている。

 攻めてこないのは分かるが、無駄に神を送ってくる意図がどうしても分からなかった……


「何か準備でもしてるのかな……ここのところ雑魚が送り込まれてくることも殆ど無くなったし……単純に玉が尽きたか、狙いがあるのか……はぁ、本当に神って奴は面倒だ」


 ため息を付きながら、クレーティオは深く思考しアバンニーズの考えを読みに入る。

 アバンニーズの目的はヨゾラの回収であり、その為にはまずヨゾラが死ぬことが大前提となる。

 ルーディスは何処かの神のものではなく、本来ならば手出しすることができるのだが、ヨゾラが持つ『ヨゾラの作者』という称号により、ヨゾラがいるルーディスへの干渉も中々に難しい。

 それでも、ヨゾラ本人に対する直接的な干渉でなければ、力技でも行うことができ、実際にクレーティオも苦労はするが、干渉することができる。

 であれば、順当に考えれば、しばらく続いた神々を送り込むという行為は、ルーディスへ干渉するためにクレーティオの邪魔が入らないようにしていたという線が濃いとクレーティオは考える。


「干渉できる規模の大きさ的に自然災害は考えずらい……ルーディスに干渉出来る程度の自然災害じゃヨゾラ君は殺せない、それはあいつも分かってるはずだ。だとすると誰かを送り込んだっていうのが妥当かな……僕が直接倒しに行ければいいんだけど、探すところから始まることも考えれば時間が足りないし、仮に時間があってもその間あいつに好きに動かれる……」


 最も可能性が高いものとして、ヨゾラを殺せる、またはヨゾラを殺せる程に強くなるポテンシャルがある何者かを送り込むこと……

 この場合の問題はいつ送り込まれたかということだ。敵が来なくなったから送り終えた……と考えるのは危険な気がする。

 アバンニーズがクレーティオを警戒している以上は、どこかで欺きの一手を打っていることも十分に考えられる。


「まあ、そもそもルーディスに誰かを送り込んだっていう予想が外れてる可能性もあるけど……当たってた場合はヨゾラ君を信じるしかないか。どうしよう、次の動きが怖いけどヨゾラ君に会いに行こうかな」


 ヨゾラならば何だかんだどうにかしてくれるだろうという信頼があるが、それでも心配なものは心配なので、最近は忙しくて会いに行けなかったが久しぶりに会いに行くことにした。


「領域が破壊されてたら面倒だし、しっかりと強化していかないと……それとただ会いに行っても味気ないし、何か準備していこうかな」


 次々と送り込まれてくる神々のせいで、まともに暇が無かったクレーティオだが、こうして静まり返った隙にやるべきことをやっておこうと、忙しく始める。

 そして、何だかんだで久しぶりにヨゾラに会えることを楽しみに準備をするのだった。



自由な女神「実は50話ぶりくらいの登場なんだよね……もっと出番があってもいいのに!」

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