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君と過ごす初めての冬

作者: 桜峰アイ

「もう冬だな。」

やっと、捻り出した言葉。


話題が浮かばないほど緊張している俺を

ひとつ年下の彼女に気付かれないだろうか。


「そうですね。」と

彼女は俯き気味に微笑んだ。


照れたようなその笑顔が俺は好きだ。

もっともっと見せてほしい。


彼女の笑顔を引き出す余裕もなく、

何か話すことを探して目線を泳がせると、


俺をじっと見つめる愛しい彼女が居て。


(あー、駄目だ)


そう思った時にはもう、

彼女を抱きしめてしまっていて。


(手も繋げてないのに、順番が違うだろ…)


そんなことを思うと、

わけのわからない言い訳をしていて。


こんなに情けない俺にでも、

彼女が耳まで赤くしているうちは


まだ男らしく振舞えているのだろうか。

『貴方と過ごす初めての冬』

の彼氏目線versionです。


こちらも初々しいようで。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 寒い冬に熱々カップル、冷たさを吹き飛ばせそうです。 [一言]  度胸がすごいです。
2015/10/19 22:06 退会済み
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