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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

詩集

心臓と血、方位磁石

作者: 蒼山詩乃


 人間には誰しも心臓がある。

 僕はその自分が持っている心臓をマトリョシカみたいな白い箱の中に入ってある鉄格子の箱に入れて二重に鍵を掛ける。

 心臓を失った本体は何処か何も考えず、何も思わずに歩き転んで立つことも忘れてそのままのたれ死ぬ。


 

 人間には誰しも血が流れている。

 俺は自分に流れている血を全部吸い取ってポンプの中に入れる。

 血が無い本体は何か水やらを求めて求めてそして閉じこもる。


 人間には誰しも方位磁石がある。

 私はその方位磁石の針を狂わせて投げ捨てる。

 方位磁石を無くした体は何をすれば分からずに自殺する。


 結局は誰しも壊れかけた自分が何処かこの世界にいる。

 それは結局誰にも見つけてもらえずにいなくなる。いなくなれ。

 いっそこのまま消えてしまっても大丈夫だろう。

 だってこの世界は誰も僕の、俺の、私の存在なんて感じていないのだから。

解釈はご自由に。すぐに分かると思いますが。

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