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乙女ゲームヒロインの転生者と別世界線ではCEROZなゲームの主人公な隠しヒーロー  作者: イナ浦ヅ卅結ヒ


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3/8

ちっとも嬉しくない攻略ヒーロー達との会話に何故か煙が

スタスタスタ…


ん?足音だ

後ろから気配を感じる…?

はぁ

ただ近くで悪口言いたい輩かも知れない

下手に振り向いたら危ない…

さっさと行こう…


「ノルブエル・ターラーパス

お前に話がある」


…この声は

凄い美声…声帯、良い

ああ、こりゃ無視できないな


「はい…

何か?」

私ノルブが返事をするや


「何だその高慢とも思われそうな態度は?」

王太子アレクシスと


「相変わらず不遜に感じさせる態度だ…」

公爵令息のドミニクと


「自分が選ばれた高尚な存在だと思ってるんだろう?

同じ平民として恥ずかしい」

大富豪令息のフォルクマー…


それ自己紹介なの?

よくベラベラと人の事を悪く言えたもんだ

こっちは大人しく返事をしたつもりなんだけど…

そういうのを

前世の世界で言うと

ディスる

だな


仮にも乙女ゲームの攻略ヒーロー様方から

お声をかけて頂いたら大半は嬉しく思うものだけど…

状況と関係性で全然ちっとも嬉しくなく思う…

良い声が聞けた事だけはありがたく思うべきか?


「お前に特別指導をすることにした

…理由は言わなくってもわかる筈だ

僕達についてこい」


…何で?アレクシス様

何がわかるっての私に

そんなの言わなきゃわかんないよ…

まぁ十中八九モルジャナ嬢の事だと思う

けど

急に話しかけられて

来い

って言われてホイホイついてけるわけないでしょ?

よくないです王侯貴族だからってそんなの

だから私は負けじと


「何故ですか?」

そう発する…


「理由はそこで話す、良いから来い」


だから何が理由だ!?

って叫びたいのをグッと我慢して静かに

でもちょっと力強く…


「どこに行くのですか?」


と問いかける

どこに行くかだけでも聞かなきゃ

絶対に行かない!

否、理由や場所によっちゃ聞いても行かないけど!


「とにかく来い…そこの空き教室だ」


ええ…私ノルブのすぐ向かい側のそこに

空き教室って…

あっちに都合よすぎる…

どんだけついてないの持ってないの…


「…早く来い」


なんかしつこいんだけど王太子…

この学園の校則に

「校内では如何なる生徒でも公平で平等である

それはどの様な出自や身分や出身や能力でもである」

ってのがあるけどさ…

生徒会の役員メンバーには

そしてそれ以上に

王族や国の要になるところのご子息には

主だって角は立てれないよ…

やっぱり情けない事に…


ああ~こりゃ素直についていくしかないのかな…?


「早くしろ…」

と冷たくドミニク…


「そんなに後ろめたい事があるのかい?」

呆れた感じにフォルクマー…


ああ、こりゃ変に気張った方が厄介な事に

なるげだな…

そこで何されるんだろう?

いきなり流血や刃傷沙汰は無いと思ってはいるけど…


私ノルブが観念して空き教室に

付いていこうとしたら…


もくもく…


ん?

何?


「煙?」


私ノルブが呟いたその次の瞬間…


「うわぁぁぁぁ~!

助けてくれ~!」


んん?


煙の中から叫び声!?

声色や声質から察して

男子生徒っぽいけど…


「なんだ!?」

ちょっと驚くアレクシス


「火の手は上がってないけど…」

クールに澄ましながらも用心深く見据えるドミニク


「こりゃ魔道具をうっかりさせたのか?

おい、大丈夫か?」

クールというか冷徹に煙の中に向かって

言い放つフォルクマー


「助けなくって良いんですか!?」

私ノルブはそんなアレクシス達に問いかける

生徒会役員なら生徒はちょっとは大事でしょ?

助けてあげようよ!?

もしかしたら

宮魔師令息のケティルを呼ぶくらいは

考えてるのかもしれないけど…

なら早くそうしてあげなよ!?

なんて考えてるうちに…


もくもくもく…


結構な速いペースで煙が広がってる?

それにどんどん濃くなってるかも…!?


「うわぁぁぁぁ~!

助けてくれ~!

わー!

わー!

わー!

わー!

ゴッホ!

ゴホゴホッ!

ゴッホゴホォ!」


その煙の中から叫び声…

そしてせき込む声まで聞こえてきた…!

ちょっと苦しそうだ…!

ちょっとわざとらしく聞こえるけど…

混乱してそういう風にしゃべってる様に

なってるのかもしれない?


もくもくもくもくもく…


なんて考えてたら

もっと大量の煙が!

しかもどんどん濃くなってる!?

これじゃ廊下一体を覆っちゃう

つまり

煙が充満するかも?

…そこで

この煙自体はそんな毒でもなさそう

魔道具=魔法の産物で幻術魔法の一種だから

すっごい焦げ臭さも感じるけど

喉も痛くないし目も沁みない

だけど

やっぱり魔力の何かは感じて

ちょっと息苦しい場合もあるし

なにより視界が遮られるのは見えづらくて困る

焦げ臭いのも頭が痛くなりそうだし


「そうだ!」


思わず私ノルブは咄嗟に

覚えたての

解除魔法を施していき…


サァァァ…


私ノルブの発した魔力とその解除魔法により

煙が消えていく…


「あ、ありがとうございます…」

私ノルブにお礼を言う男子生徒…


「大丈夫だよ

これからは魔道具の扱いには気を付けて?」


「でもそれ以上に自分で対処できるように

これくらいは」


ちょっと注意をする私ノルブに

続くかのごとくアレクシス…

もうちょっと労わってあげても…

なんて考えながら

その男子生徒を見てみると…


ん!?

この男子生徒は…!?


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