知りたくなかったけど、知ってしまった・・・そんな時、友は 良いもんだ
第十五話 朝礼 唱和の事 & 第十六話 また奉公替え & 第十七話 不満を 云えば 切りがない & 第十七話の1 明かされる 真実 & 第十七話の2 明かされる 真実 その2
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読者諸兄への 御忠告です。
この物語は、非常に【残酷】な、或いは【ヘドの出る】描写が御座います。
必ず、ご了承の上、お読みください。
この行以降を 読む方は 一切【自己責任】で お読みください。
作者は 一切の責任を 負いません。
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##### 恥劇珍奇想体験の参 転生文庫の4 転生【K】#####
##### 中編⦅⚆˳⚆⦆〔ʢɮ╡ɠ⬚✳ʁɧケンジャ〕って #####
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***** 第十五話 朝礼 唱和の事 *****
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「「「おはようございまーす!」」」従業員一同
「おはよう」(ᥛ﹏ᥛ)
「居酒屋【吝兵衛屋】始末の心得 七つの条」(ϴᨈϴ)「一同、唱和」
「「「1,木っ端1つを笑う者は 木っ端1つに泣く」」」従業員一同
「「「2,欲しがりません、死ぬまでは」」」
「「「3,足らぬ足らぬは工夫がたらぬ」」」
「「「4,精神一到 何事か成らざらん」」」
「「「5,理窟言ふ間に 一仕事」」」
「「「6,油一滴、血の一滴」」」
「「「7,贅沢は敵だ」」」
「今月の標語は『3,足らぬ足らぬは工夫がたらぬ』」(ϴᨈϴ)
「今月の当番、焼き方(○˳○)ポン吉、目標を言いなさい」
「今迄、掃き掃除したゴミを 竈で 燃やしていました」(○˳○)
「ハタキ掛けした ホコリも集めて、一緒に燃やし、燃料を節約します」
「うむ、良かろう、励みなさい」(ᥛ﹏ᥛ)
「では、皆も協力して、ホコリを集め、(○˳○)に渡しなさい」(ϴᨈϴ)
「決して、ホコリ一つと言えど、おろそかに 扱っては いけませんぞ」
(唖然、呆然、悄然・・・つ、付き合いきれん。早いとこ、次探そう)⦅⚆˳⚆⦆
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***** 第十六話 また奉公替え *****
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「追い回しは、月に銀2枚。1年で焼き方、月に銀3枚。2年で煮方、月に銀4枚。
3年で店長、月に銀6枚。って本当ですか」⦅⚆˳⚆⦆
「こんなので、嘘ついても、すぐばれる。そんな事するかい」(○▴○)
「俺の給金は 月に銀10枚や」「店長になって、たった 4年やぞ」
「【今屋】は 実力主義、やる気さえ 有ったら、なんぼでも稼げる」
「うちに 入るんやったら、祝い金に 銀5枚やるで」
・・・てな訳で、奉公替えしました。
***** 【今屋8番店】 *****
夜中に、叩き起こされて、暗い夜道を【朝も早よから カンテラ下げて】市場通い。
帰って、洗い物、仕込み、便所掃除や床掃除、お客様の席を磨いて、お迎えの支度。
忙しィい~~~。お店を開ければ、お客様が引っ切り無し。目の回る忙しさ。
お客様の ご要望に応え乍ら、洗い物、後始末。終われば、掃除片づけ、清掃。
寝る間も 惜しんで 働かなきゃならない。睡眠時間5時間、死んだように眠る。
料理屋さん、暖簾をくぐれば、3流でも、料金が 銅100枚は掛かる。
芋酒屋みたいな 食堂は 銅4枚で食える。一般の庶民の腹を 満たすだけなら充分。
だけど、庶民だって、肉や魚が食いたい。【今屋8番店】なら、銅5枚から10枚。
月に何度も、とはいかないが、月に1度や2度なら、たまの贅沢。いや、週一だって
だからお客様が多い、日に100人から200人、来客数が平均140人。
客単価が銅8.7枚、1日平均銅1,218枚、月に銅36,540枚(銀274枚)
その食を支えているのが、ペーペー。・・・(○▵○)(○▾○)(○▿○)⦅⚆˳⚆⦆
人件費 店長(○▴○) 銀11枚
煮方(○▵○) 銀 4枚
焼方(○▾○) 銀 3枚
追回(○▿○) 銀 2枚
⦅⚆˳⚆⦆ 銀 2枚 ・・・・・合計銀22枚
材料費1割 銀27枚、光熱費や職場維持費 銀50枚、店舗賃料 銀120枚、
【今屋】本店上納金 銀55枚
・・・店の売り上げ、経営状況。そんな事は、⦅⚆˳⚆⦆の 知ったこっちゃ無い。
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***** 第十七話 不満を 云えば 切りがない *****
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「眠ィーよー。給金銀2枚って、寮費・食費で銀1枚」⦅⚆˳⚆⦆
「差っ引かれて手取りが 銀1枚? 俺、騙されたんじゃ? 話が違う」
「ケッ、今度給金貰ったら。おれ 店辞めるぜ。やってられっかよ」追回(○▿○)
「でも、2年経たないと、盛鼻絵デザインの制服代 チャラにならないぞ」
「銅400枚(銀三枚)払わなきゃならない。そんな金 有るのか」⦅⚆˳⚆⦆
「ケッ、店の制服代を 何で俺達が 払わなきゃならないんだ」(○▿○)
「でも、【お店の決まり】だって」⦅⚆˳⚆⦆
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***** 第十七話の1 明かされる 真実 *****
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「ケッ〔でもでも〕云ってんじゃ無ェーよ。そんなんだから、騙されんだよ」(○▿○)
「お前 入社祝い金に 銀5枚貰ったろ」「あれな、入社祝い金じゃ無ェよ」
「でも、店長が『祝い金に 銀5枚やるで』って」⦅⚆˳⚆⦆
「あのな、【今屋】の店長は、毎月の幹部会で 新しい料理を 披露するんだ」(○▿○)
「そこで認められると、月の給与が 銀1枚増えるんだ。・け・ど・も・だ」
「1年間で1度も 認められないと、《クビ》チョンパッ」(○▿○)
「えっ、クビ、切られるの!」⦅⚆˳⚆⦆
「そうよ、お前の片栗粉、あれの お陰で 店長の首が 繋がったんだよ」(○▿○)
「店長にしてみりゃ、馘は繋がる、給与は増える。バンバンザイ さ」
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***** 第十七話の2 明かされる 真実 その2 *****
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「2年縛りの入社祝い金は 銀10枚だぞ。半分誤魔化されてんだよ、お前ェは」
「【2年縛り】って・・・何だね」⦅⚆˳⚆⦆
「あれっ、お前 そんな事も 知らなかったのかよ」(○▿○)
「この お店に2年勤めないと、入社祝い金、銀10枚を 返すんだぜ」
「『返すんだぜ』って、もしかして、それ借金じゃ ないですか」⦅⚆˳⚆⦆
「そうだ、盛花絵デザインの制服と同じ、この お店に縛りつける為・・・」(○▿○)
「働きづめで、まともに 寝かせても 貰え無い。皆、3年と持た無い」
「だから、1年で出世させる。3年で店長 【月に銀5枚】を 餌に」
・・・パク、パク。声が出ない、口が動くだけ⦅⚆˳⚆⦆(次の奉公先 探さなきゃ)
・・・しかし、盛鼻絵デザインの制服代金、銀20枚、月割賦で 銀24枚。
入社祝い金、銀10枚(5枚しか貰って無いが、書類上は貰ってる)
肝心の店長は、使い込みが バレそうになって トンズラ、証拠無し。
泣く泣く、2年勤めて ようやく 辞めました。番頭さんに 言われました
「あと 1年の辛抱じゃないか。君には 期待しとったんじゃよ」
料理士、調理師、包丁士、味覚士色々あるが、【士】以上が 店長になる条件。
冗談じゃない、こちとら〔ʢɮ╡ɠ⬚✳┡ʁɧケンジャ〕、新しい料理なんて作れない。
・・・・・ 奉公替えは したいけれど *****
2年間、ただ闇雲に 働いていた だけじゃない。仕事探しも していた。
創業できるほどの 力も才能も無い。一般ピーポーの 出来る仕事。
【者】でも【ゝ】でも(〇鹿でもゝでも)つける職業を。
有った。皆が嫌がる仕事、キツイ・キタナイ・キケン。いわゆる【3K】
清掃業。昔は、廃品回収、屑拾い等、さげすむ人が多かったが、今では、立派な お上
公認の お役所仕事。だが学校中退の【神の恩寵】ハズレには 高嶺の花だった。
そんな【神の恩寵】ハズレに 朗報が舞い込んだ。
・・・・・続く