奉公とは 修行と みつけたり・・・
第七話 【芋酒屋】での修行 & 第八話 冬 来たりなば & 第九話 雪は降る & 第十話 奉公替え
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読者諸兄への 御忠告です。
この物語は、非常に【残酷】な、或いは【ヘドの出る】描写が御座います。
必ず、ご了承の上、お読みください。
この行以降を 読む方は 一切【自己責任】で お読みください。
作者は 一切の責任を 負いません。
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##### 恥劇珍奇想体験の参 転生文庫の4 転生【K】#####
##### 前編⦅⚆˳⚆⦆〔ʢɮ╡ɠ⬚✳ʁɧケンジャ〕って #####
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***** 第七話 【芋酒屋】での修行 *****
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他の子供達が 何処へ奉公したか 知らないが⦅⚆˳⚆⦆の奉公先は 酒屋だった。
街一番の土地持ちの金貸し【ホンマ屋】は 色々手広く商売をしていた。
その系列店の酒屋【芋酒屋】
【芋酒屋】は安い、メニューは芋葱・いもねぎ・イモネギ・ゐもネ゙ギ・ヰもね゚キ゚・・・
自分の土地で採れるイモ、ネギ。それを商売物の 味噌醤油で 味付けして売る。
サツマイモ、ジャガイモ、タロイモ、ヤムイモ、なんでも御座れ。
肉だ魚だなんて 高い物は 【芋酒屋】では お目に掛かれない。
勿論、季節の野菜もあるが、【芋酒屋】では お高い方だ。
ソバ・うどんも 置いて無い、せいぜいが 根菜の入った ”すいとん”。
すべて煮物、大鍋で大量に作る、省エネ、省力。
残っても 翌日食べられる。しかも翌日には 味が染みて もっと旨い。
お金持ちの 口には合わないが、懐の寂しい 庶民には大もて。
さらに、直営では無い 居酒屋にも卸す。
【芋酒屋】の ノボリ旗を 立てた荷車が 街中を走る。
荷車を引くのは【牽者】・・・(牽士は居ない。牽者は 賃金が一番安い)
荷車には 金魚の糞が付いている・・・小僧どもが とことこ 付いて行く。
居酒屋へ、煮物の配達、空き樽の回収。注文取り、代金回収、樽洗い。朝から晩まで
食事は 芋の皮・芋蔓、売り物にならない、野菜くずの 温かい 雑炊を掻っ込む。
芋の皮に付いた 芋のかけら、芋蔓の筋、野菜くずの食える処を より分けて食べる。
身体が温まったら、草臥れ果てて、転がり込むように、冷たい 煎餅布団に潜り込む。
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***** 第八話 冬 来たりなば *****
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「番頭さん、さみーよ~~」⦅⚆˳⚆⦆
「冬だから 寒いのが 当たり前。つべこべ言う 閑が有ったら 荷を運びなさい」
「そうすれば 体が温まる。夏場は汗をかく。汗が出ない分、冬は節約になる」(΅꒢΅)
「へーい」・・・⦅⚆˳⚆⦆(冗談じゃない、汗を節約して どーすんだ)
***** 御用聞き、食堂 *****
「まいどー、空き樽5個、戴ま~す。明日のご注文は」⦅⚆˳⚆⦆
「おう、いつもの奴に、ジャガイモ4荷 追加してくれ」(ꕹ)
「すごいですね、お客さん、100人も 来るんですか」⦅⚆˳⚆⦆
「〇ーカ、そんなに 来る訳無かろう、5日分だよ。頼んだよ」(ꕹ)
「へい、毎度あり~~」⦅⚆˳⚆⦆
***** 御用聞き、居酒屋【吝兵衛屋】 *****
「まいどー、”すいとん” 樽 1個、お届けに 上がりました」⦅⚆˳⚆⦆
「空き樽 1個、戴ま~す。明日の ご注文は」
「同じで 良いんだが。量を 減らしておくれ、8割で良い」(ᥛ﹏ᥛ)
「量を減らすのは 宜しいんですが、お値段は 変わりませんよ」⦅⚆˳⚆⦆
「そんな 〇鹿な話があるか。量が減れば 安くなるのが 当たり前だ」(ᥛ﹏ᥛ)
「番頭から そう言い付かって おります」⦅⚆˳⚆⦆
「うちでは 1樽単位の お値段に なっておりますんで、お願いします」
「エーイ、何という事じゃ。そんな商売が有るか。番頭に 言うときなさい」(ᥛ﹏ᥛ)
「如何 致しましょう。量を減らしますか」⦅⚆˳⚆⦆
「減らす訳 無かろうが、同じ銭払って、少なく貰う 〇カがいるか」(ᥛ﹏ᥛ)
「下働きが 1人減ったのに、食費が 同じとは。ブツクサ ブツクサ ・・・」
・・・帰ってから
冬の樽洗いはキツイ、束子でゴシゴシ、冷たい水をジャバジャバ、体が芯から冷える。
手は真っ赤になるが、適当には出来ない。汚れが残れば 死ぬほど 殴られる。
「この野郎、手を抜きやがって、食中毒の元だろうが。お店を潰す気か」・・ポカスカ
洗い終われば、熱湯消毒。今度は熱い、火傷すれば 又 怒られる。
「気を抜いてるからだ、気ィ入れてやらんか、この〇鹿野郎」・・・ボカスカ
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***** 第九話 雪は降る *****
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どんな仕事でも それなりの 苦労は付き物。配達業務、荷車を引くのは【牽者】。
雪が降ると 荷車を 引くのは 途端に 難しくなる。滑ること、滑ること。
平坦な道など 滅多に 無いのが 世の常。その上 未舗装の ぬかるみの道。
凸凹道、坂道、普段でも 苦労する道を、雪の中、荷車を引くのは 大変な作業。
小僧共が、前引き後押し、エッチラオッチラ 荷車が進む横を、人力車が スイスイ
追い抜いて行く、あれは【牽士】だろう、雪道を 物ともせずに 走って行く。
「ウワッ、汚ったねー。泥を跳ねて 行きやがった」⦅⚆˳⚆⦆
「諦めな、相手は【牽士】様だ、俺らとは 身分が違う。邪魔者 扱いされないだけ
マシさ。細い坂道で『邪魔だ退け』って、蹴落とされる 事もある」と荷車引き。
「そんなに 乱暴な人も 居るんですか」⦅⚆˳⚆⦆
「【牽使】様だから良かった。【牽師】様だったら 跳ね飛ばされていた」荷車引き
「ヒエッ、もし【牽司】様だったら」・・・⦅⚆˳⚆⦆(自動車かよ)
「グシャグシャに 轢き潰されていたろうな、ほれ坂道だ、しっかり押せよ」
雪の降る日でも、遣る事やらなきゃ、飯は食えない。
雪が霏々と降る中、樽洗いをする。手は真っ赤、足は真っ白、ガタガタ震えながら。
・・・⦅⚆˳⚆⦆(サミー、寒ィー。「あれも人の子、樽洗い」ってか)
【K】は 風邪を引いた。高熱を出し、7日寝込んだ、インフルエンザだった。
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***** 第十話 奉公替え *****
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「居酒屋【吝兵衛屋】で 下働きを探していてな。どうだ【K】行くか」(΅꒢΅)
「小僧が 下働きになるんだ。今時、中々無い、良い話だぞ」
「番頭さん、【年季奉公】が まだ終わってませんが」⦅⚆˳⚆⦆
「お前は ここへ来て4ヶ月だったな。【年季奉公】は 後8ヶ月残ってる」(΅꒢΅)
「が、だな、旦那さまに 申し上げて、それは今月で 良い事にしてやろう」
「有難う御座います」・・・⦅⚆˳⚆⦆(おかしい、汗が勿体ない男が、話が旨過ぎる)
・・・翌日・・・
「居酒屋【吝兵衛屋】さんとこへ 挨拶に行きなさい」(΅꒢΅)
「えっ、何の挨拶でしょう」⦅⚆˳⚆⦆
「来月から 居酒屋【吝兵衛屋】の お世話になるんだ、挨拶しなくって どうする。
小僧とは言え 商家に勤めて いるんですぞ。そのくらいの 常識はわきまえなさい。
ったく。これだから、今の若い者は・・・」(΅꒢΅)
「あのう、私、このお店の【年季奉公】が 終わってません」⦅⚆˳⚆⦆
「『それは今月で 良い事にしてやろう』って 言ったろう」(΅꒢΅)
「へえ、ですから『有難う御座います』って、お礼申し上げました」⦅⚆˳⚆⦆
「【年季奉公】が 今月迄で 良いんですから、来月から 給金が貰えるんですよね。
いくら 貰えるんでしょうか」
「あのな、お店の【年季奉公】は4ヶ月、残りの8ヶ月は 居酒屋【吝兵衛屋】さんの
とこで 勤めるに 決まってるだろう」・・・(΅꒢΅)(小僧が何を言ってる)
「それでしたら、このお店で、このまま【年季奉公】させて頂きます」⦅⚆˳⚆⦆
「何ィ、小僧が下働きに なれると言うのに、何の文句がある」(΅꒢΅)
「居酒屋【吝兵衛屋】の 下働きの下に 小僧は居ますか、居ませんよね」⦅⚆˳⚆⦆
「新しい仕事に 慣れる迄、三月半年 掛かりますよ。又初めから やり直しですか」
「それだったら、慣れた ここの仕事の方が 良いですよ」
「貴様、居酒屋【吝兵衛屋】に 行かんと 言うのか」(΅꒢΅)
「旦那様に 申し上げたのだぞ。番頭の 私に 恥をかかせるつもりか」
「そんな事 言われましても」・・・⦅⚆˳⚆⦆(俺の恥じゃ 無いもんね)
***** 旦那様の部屋 *****
「小僧一匹、言う事を 聞かせられんのか」旦那様
「申し訳御座いません。どうしても ここで【年季奉公】したいと言って」(΅꒢΅)
「居酒屋【吝兵衛屋】と 約束してしまった。今更、出来ません とは言えん」
「仕方ない、少し小遣いを やって追い出せ」
・・・(【吝兵衛】に下働きが足りない、と言うので、銀10枚で売ってやったのに)
・・・暫くの後
「あの小僧、金貨2枚欲しいと」・・・(΅꒢΅)(金貨1枚10万円くらい)
「た、たわけ~~、そんな 法外な金が 出せるか。〇鹿も 休み休み言え」
「【年季奉公】証文を持って、ご奉公したいと お上に 願って出ると」(΅꒢΅)
「こんな事を お上が 取り上げるはずが 無いわ」旦那様
「しかし、噂にはなります。【年季奉公】銀5枚。相場の4分の1で 雇ってると。
「暖簾に傷がつきます」・・・(΅꒢΅)(17,000円位)
「衣食住は お店持ちとは言え、口さがない連中が はやし立てます」
「【吝兵衛】との 約束を違えれば、商家の噂になる。奴め 吹聴するに 違いない」
「【芋酒屋】は 小僧一人 説得出来ぬと」
「ご本家【ホンマ屋】の 大旦那の お耳に入ったら」(΅꒢΅)「ゴクリ」
「半額だ、半額に値切れ。口外無用の証文と 引き換えじゃ」
・・・(くそっ、銀貨10枚の小遣い稼ぎが)
・・・・・続く