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水道は大切です・・・けど

第五話 修行は 水運びから & 第五話の2 ① 水遣り竹筒 & 第五話の3 ② 竹水道 & 第五話の4 ③ 水道 & 第六話 あれっ? アレッ? あれれっ??


֎۞இ֍۞෴֎۞ቓ֍۞ᎇ֎۞Ꮜ֍۞ᢱ֎۞ᗟ֍۞ᛶ֎۞₪֍۞ಹ֎۞⡺֍۞Д֎۞६֍۞Ⲯ֎۞Ⳗ֍۞ⳬ֎


 読者諸兄への 御忠告です。

 この物語は、非常に【残酷】な、或いは【ヘドの出る】描写が御座います。

 必ず、ご了承の上、お読みください。

 この行以降を 読む方は 一切【自己責任】で お読みください。

 作者は 一切の責任を 負いません。


֎۞ధ֍۞߷֎۞ఴ֍۞੪֎۞ന֍۞፰֎۞ᗖ֍۞ᙈ֎۞ᛯ֍۞ᨒ֎۞ᱪ֍۞֎۞ㅰ֍۞ꁉ֎۞ꕍ֍۞ꙭ֎


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##### 恥劇珍奇想体験の参 転生文庫の4 転生【K】#####

##### 前編⦅⚆˳⚆⦆〔ʢɮ╡ɠ⬚✳ʁɧケンジャ〕って #####

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***** 第五話 修行は 水運びから *****

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 朝1番の仕事は 畑の水撒きだった。

 【K】⦅⚆˳⚆⦆が 学校で 1年習った 法術器具の 使用法。・・・では、


 水道の様に ジャージャー、水は 出せない。精々、ポタポタが関の山。

 仕方が無いので 沢まで、えっちら おっちら。出来る訳が無い。根性無し小僧に



「樋で水道を作ってくれ」と 頼んでみた。


「そんなの 出来る訳無い。俺達は 法術器具なんか使えない」

「【匠士】でも 頼まなきゃ無理だ。素人に出来る訳が無いだろ」

「小僧、学校で 何を教わって来た。先生の言う事 聞いて無かったな」


 最初は【けんもほろろ】聞いても 貰え無かった。

 そこは子供の特権で 泣き喚いた、ギャースカ、朝から晩まで。


「うるせーから、作ってやれ」最初に 音を上げたのは、師匠の建者チョメ(ѲεѲ)。


「冗談じゃない。そんな事できるか、何処に そんな閑がある」(ᐩεᐩ)

「食い物採ってきて、薪拾い集めて、炊事洗濯掃除、皆、やらせておいて」(ᐤεᐤ)

「師匠にゃ 酒蔓さけづるだろうが、コッチは養い口が 増えただけだ」(ˠεˠ)



・・・・・


 先代の道具を使って 竹で筒を作ろうとして 手を切った「痛いよー」泣き喚いた。

 出来る訳がなかった。根性無し小僧に。


 拳者ヂュメ(ᐤεᐤ)が 手当してくれた、が、頭を殴られた。ゴッチーン

「危ねェ事すんな。ガキは黙って 大人の言う事 聞いてりゃ 良いんだ」(ᐤεᐤ)

⦅⚆˳⚆⦆は 痛い手と頭を 庇いながら「だってだって」と 泣くしか無かった。


・・・数日後、竹の筒を一本貰った。(ᐤεᐤ)が「もう、するなよ」と言いながら。



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***** 第五話の2 水運び改善ミッション① 水遣り竹筒 *****

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 小っちゃい痩せた畑でも 水遣りはやらなきゃ 野菜は出来ない。出来損ないでも。


 拳者ヂュメに ピッタリ引っ付いた「ヂュメ兄ィ、水遣り竹筒」と 連呼しながら。

 コバンザメのように「ヂュメ兄ィ、水遣り竹筒」と ヂュメ兄ィは1月で陥落した。



 竹で A字型の枠を いくつか作り 長い竹の筒を吊る、穴から糸を垂らした。

 なんちゃって 水遣り器【完成】では なかった。水が滴る処と しない処。


「ブーッ、ブヒャッヒャッヒャ。おもしれえ、良い酒の肴だ」(ѲεѲ)

「そんなオモチャで 出来る訳無かろうが、ブワッハッハッハッハ」


「何だとぅ、手前ェなら出来るってか。大口叩くな、口だけの口先野郎が」(ᐤεᐤ)

「俺は何もしてない、だから、口は出さない。何もしない 師匠は黙ってろ」(ᐩεᐩ)

「横からなら 誰でも言える。文句やケチを つけるなら 自分でやれ」(ˠεˠ)



「フン、竹で組んでも、風吹きゃ、ブ~ラブラ。そんな事位 判れよ」(ѲεѲ)


「風が吹いても、揺れなくするには【木枠】組まなきゃ 無理だ」(ᐤεᐤ)

「そんな金無い」・・・(ᐩεᐩ)(山奥の村でも、伐採には村の許可〔金〕がいる)

「揺れても良い方法か、少しだけでも 水が掛かれば 良いんだよな」(ˠεˠ)



 支柱も増やした。小型の竹筒を増やした。竹筒を吊るす枠も作った。

 でも駄目だった、竹に水を入れ、竹筒を交換する、手間が掛かり過ぎる。


「ブーッ、ブヒャッヒャ。面白ェ面白ェ、面白すぎて 腹の皮が 捩れるぞ」(ѲεѲ)

「皮ホースを 使えば良いだろ。買う金が 有ればな、ヒーィッヒッヒッヒッヒ」


・・・(時代は中世、魔法産業革命以前、石油化学魔法は 存在しなかった)



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***** 第五話の3 水運び改善ミッション② 竹水道 *****

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 沢から 水を運ぶ、一回に 6リットル位。台所の水甕 2ヶで 18リットル位。

 弟子3人と小僧が1人、往復3回、沢から坂上まで 急坂を上がる、重労働である。


 坂上から 家まで 20mばかり、たいした 距離ではない。が、水を運ぶのだ。

 竹水道を 作ってもらった。ごろた石を並べ、竹の樋を繋げ、水桶を作り【完成】。


 風邪が吹けば ゴミやホコリや細かい土が入る、雨風の季節には壊れる。ハンパ水道。

 でも、使える時は便利だ。弟子3人は直し直し、騙しだまし、なんとか使った。



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***** 第五話の4 水運び改善ミッション③ 水道 *****

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 この家は 岩場に建っているので 井戸は掘れない。

 沢から 水汲みポンプで 坂上まで 上げるのは、ポンプが 高くて買えない。

・・・(産業革命前は プラスチックも 無いし 金属も 高いのだ)


 いつもの沢より 上の沢から 引くより無い。が、岩場なのだ、どうやって作る。



 建者チョメに ピッタリ引っ付いた「「師匠、師匠」水道、水道」と 連呼しながら。

 3人が 四六時中「「師匠、水道」師匠、水道」と 建者チョメも 1月で陥落した。


 それからは早かった、建者チョメが測量し、拳者ヂュメが 岩を削り水路を作った。

 喧者チュコと豢者チュキは、食料集めから炊事・洗濯・掃除と 仕事を分担した。


 3ヶ月後、岩場をつたう水道が完成した。たった30mの水道、掃除も手入れも必要、

冬場は凍って使えない、ナンチャッテ水道。だが、水汲みの重労働からは 開放された。



 水道完成の お祝いに 酒盛りが始った。呑兵衛が四人、後はシッチャカメッチャカ。

 アッパラパー【K】⦅⚆˳⚆⦆(11才)も 気を失うまで 呑まされた。



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***** 第六話 あれっ? アレッ? あれれっ?? *****

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 ⦅⚆˳⚆⦆が目を覚ましたのは、翌日の昼近くだった。峠道、ロバの背中の篭の中。

 ロバは3頭、先頭には 見知らぬオジさんが。ロバの背中には 篭が2つずつ。


 ロバの背中には それぞれに 籐蔓の篭、その中に 子供達。

 10日ほどの旅だった。村で泊る事もあったが、イモと水を与えられ、野宿が基本。


 途中で【年季奉公】の証も 見せて貰った。

 銀5枚で 1年の奉公、サインも 爪印も 有る間違い無く、【K】の物。

 酔っぱらっている時に 書かされたらしい。



人買いのオジさん「あんでも『水道付の家が 売れたで、引っ越す』ちゅうてたな」

  「オメェは 騙されて 売られたっちゅうが、少ぅし考えてみりゃ 分かるこんだ」

  「道端さ おっ放り出されて 飢え死にするより、奉公の出来る方が、よかんべさ」


・・・(ここは 封建社会、庇護者の居ない者に、人権など無いのだ)


・・・・・続く

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