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おひとり様で行くファミコンRPG世界冒険録  作者: 橘可憐
2 ー 2ルアルコー国

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74/95

反省してみた

今は邸エリアのエリアボスであるファントムに挑んでいた。

魔法攻撃だけでなく目からビームや杖で殴ってきたりとファントムの攻撃手段が多く、こちらが魔法攻撃(ポーション含む)を与えるとレイスを召喚するので結構面倒な相手だった。


やはり中級ダンジョンだけあって、エリアボスともなればそう簡単に攻略させてはくれない。


ルリやシオンの様に一撃で倒せれば何の問題も無いのだが、モンスターハウスでモンクのジョブをMAXにして狩人にジョブチェンジしていたアリサは少々苦労していた。


ファントムの攻撃を躱しながら矢を射るのは結構大変で他のジョブに変えようかと迷っていたら、ルリとシオンがファントムの魔法攻撃を易々と跳ね返して防いでくれ、まるでアリサの周りに結界が張られた様だった。


「ありがとう」


「私達の役目です」


「ああ、マジックバック頼んだぞ」


・・・モンスターハウスでジョブのレベル上げに夢中になり過ぎてマジックバックの事をすっかり忘れていた。


そう言えばマジックバックを5つ手に入れてくれとシオンに頼まれていたのだった。


(荒野のダンジョンで2つ手に入れたので後3つか、ここで少し頑張ってみるか)


アリサはダンジョンに入った別の目的を思い出し、気持ちを新たにファントムに挑んだ。


思い返してみるとバアラニックにあった肉ダンジョンでは結構簡単に手に入った様な気がしたが、あの時は能力アップのグミ目当てだったからそう感じていただけなのか、マジックバックを目当てにした途端まったく出る気配が無く少しイライラしはじめていた。


「焦る事も無いでしょう」


アリサの苛立ちを感じてかルリがアリサの肩を叩く。

アリサは宝箱が消えるのを見ながら大きく溜息をつくとふと思いつく事があった。


「マジックバックって複製できないのかな?」


今まで考えもしなったと言うか、何でこんな簡単な事を思いつきもしなかったのか不思議だった。

マジックバックは宝箱から手に入れる物だと勝手に思い込んでいた自分の頭の固さを反省した。


荒野のダンジョンで手に入れた時に思いつくか、せめてシオンが眷属に渡してしまう前に思いついていればこんな苦労もしなかったのに。

反省と後悔の念で身も心もずっしりと重くなってしまった。


「特殊な機能のあるアイテムです、もしかしたら複製は難しいかも知れませよ」


「そうだぞ、まずはもう一つ手に入れて確かめてから落ち込むがいい」


ルリとシオンの何気ない励ましにアリサはもう一度大きく溜息をついた。


「そうだよね、ここでこうしていたって始まらないよね。ジョブのレベルも上がる事だしまるっきりの無駄じゃないんだから頑張ってみるよ」


アリサは気持ちを入れ替えエリアボスマラソンを改めて開始した。

そしてその気持ちの入れ替えが功を奏したのか、その後8度目の戦闘であっさりとマジックバックを手に入れる事ができた。


早速複製を試みるとMPをごっそりと350も消費して複製する事ができた。

今のアリサのレベルでギリギリ複製できる状況だった事を考えると、たとえ荒野ダンジョンで思いついてもその時点では複製はできなかったと言う事だ。


アリサはその事実に喜んでいいやら悲しむべきか複雑な心境だったが、でもこれでシオンに頼まれた事は果たせたと安心するのだった。



名前   アリサ

ジョブ  狩人 7

レベル   47

HP    399

MP   381

力    229

素早さ  308(+25)

体力   288

魔力   298(+10)

運の良さ 745

固定スキル 鑑定 複製



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