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おひとり様で行くファミコンRPG世界冒険録  作者: 橘可憐
2 ー 2ルアルコー国

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話し合ってみた

私達は装備が出来上がるまで街に留まる事になり、モンゾールさんが用意してくれた高級そうなお宿に滞在する事になった。


勿論宿での費用はモンゾールさん持ちと言う事で、部屋も一人一部屋用意すると言われたが部屋に関しては辞退して三人一緒の同部屋にして貰った。


この高級な宿でモンゾールさんの要望のおもてなし用の部屋となると、3人で一緒に滞在できる部屋はスイートルームしかないと言われた。

そこならお付きの人達の滞在する続き部屋があると言う話だったが、私達は普通にそこまで高級な部屋でなくて良いと辞退した。

しかし部屋にお風呂が付いていると聞いて結局スイートに滞在する事にしたのだ。


私達は部屋に入るなりまず部屋の広さに驚き、お高そうな大きなベットに驚き、高級な家具に驚いていた。

足元にはふかふかの絨毯が敷かれ暖炉迄あって、天井からぶら下がるシャンデリアがさらに豪華さを演出していた。


「こんな部屋にいったいどんな人が泊まるんだろう」


私は感嘆と共に溜息をつきながらそう呟いていた。


「何にしてもあくどい事をしている奴なのは確かだろう」


シオンは面白くなさそうに怒りを露わにそんな事を言う。


「お風呂が付いているのは嬉しいけれど、この部屋では落ち着かないわ。やっぱり普通の部屋に変えて貰っても良い?」


「そうですね、部屋に居て落ち着かないのは休めませんね、私も代えて貰うのには賛成です」


ルリも私と同様の考えだった様で、結局フロントに戻り私達はシャワー付きの部屋に代えて貰った。

とは言ってもシャワーも付いていない部屋も多い事から、この部屋でもきっとそこそこにお高い事は伺えた。


そうしてようやく落ち着いた私達は今後どうするかを話し合った。


この街の近くには初級クラスのダンジョンが1つ、中級クラスが2つそして難易度が高いダンジョンが1つと合わせて4つのダンジョンがあり、その中で一番人気は中級クラスの鉱石をドロップする魔物が多いダンジョンらしい。


「私はジョブのレベル上げの為にもダンジョンの攻略を主にしたいけど、装備が整うまでは止めといた方が良いのかしら?」


窓際のベットを自分の場所に決めて寝心地を確かめていた私は起き上がりベットに腰かけた。


「初級ダンジョンならバアラニックのダンジョンと難易度はそう変わりません。今のままでも問題無いでしょう」


ルリも私に倣ったのかベットに腰かけながらシーツの肌触りを確認している。


「初級ダンジョンを攻略するのなら俺が抜けても問題無いだろう、できれば俺は少し別で動きたい」


シオンは胸の前で腕を組み、ドアに近い場所の壁に寄り掛かる様にしたまま動かずにそう言った。


「別で動くのですか?」


ルリが確認する様に聞く。


「お前ひとりで大丈夫だろう?」


何やら二人で見つめ合いアイコンタクトをしている様なので、私は口を挟む事もできず黙って様子を窺っていた。


「分かりました、でも連絡は忘れずにくださいね」


「有難い。それで我儘ついでにおまえのそのマジックバックを貸してくれないか」


突然私に話を振られ、私は思わず慌ててしまい「あっ、ああ、うん」としどろもどろの返事しか出来なかった。


「大丈夫だおまえに迷惑はかけない、早々に解決して来るから安心しておけ」


シオンはそんな事を言うが、そもそもシオンが何をしようとしているのか私にはまったく分からないし、何を解決する気なのかも知らないのに何をどう安心しろと言うのか悩んだ。


詳しく聞こうかとも思ったがそうはせずにマジックバックを複製し、念のためにお金とシオンの為に買った剣もいれて渡す。

何にしてもしばらくはシオンとは別行動で、ルリと二人でダンジョン攻略を始めるのだと言う事は私にも分かった。


「私もしばらくは無理しないでダンジョン攻略とステータス上げに励んでおくよ」


シオンにそう答えるとシオンは一瞬笑顔を見せて身体を壁から起こし、行ってくると言って颯爽と部屋を出て行った。


「気の早い事」


ルリは少し呆れたようにそう言いながら、安心させるためか私に向けて笑顔を見せたのだった。



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