第1話 デビュー
すぐ様アカウントを作成しobsスタジオなどの配信ツールを揃え配信を行う準備をした。
正直今の自分に拡散力などは無い。
本当に1からのスタートである。
正直不安しかない。
それでも
「もうやるしかないんだ」
今の自分は何かに取り憑かれているのでは
そう思えるほどに必死だった
そうでもしないと
蟻地獄の中にハマりもう二度と出て来れない
自分という自分を見失い
何もかもが無くなりそうだった
勿論打てる手は全て打つ
それでも個人では限界だ
やるしかない そう思い配信開始ボタンを押した
「皆さん初めまして、琵琶湖に迷い込んだと言われている 鮒 サトルと言います。
初配信でめちゃくちゃ緊張しております」
同接は13人
1人すら来ないかと思っていたのでこれは少し安堵した。
ただトーク力に優れている訳ではないしどちらかと言うとコミ障に近い方である
どうするかといえば持っている武器で戦うしかい。
出し惜しみなどしてられないのである。
「本当は今でも社会人やってると思ってたんだけど 店長をクビになってしまってね 湖に帰ることになったけど 水の中って暇なんだよ
だから配信をやろうと思ってね」
とにかく必死に話した
放送禁止用語などを気をつけながら
とにかく無我夢中で話した
あとの事はよく覚えていない
「それでは今日の配信はここまでです
お疲れ様でしたー」
我に帰った時には配信を終えていた。
終わったと思うと凄い疲労感に追われた
結局そこまで人に見られた訳では無いが
コメントも貰えた
チャンネル登録者 15人
同接最高人数 24