三日目
夏の暑い日に僕は生まれた。
ほかのみんながないてる中僕もないていた。
僕は遊園地にきている。やっぱり他の家族も多いな。
でも僕にもお父さんとお母さんがいるから大丈夫。
「ご飯でも食べるか?」
お父さんがそう聞いた。確かにずっとお腹が減っている。
「うん。食べたい。」
近くの食事場でご飯を食べる。
「何でも好きなのを頼めよ。」
「そうよ。好きなのを頼みなさい。」
僕は恵まれた両親をもったものだ。
僕は大きな声で
「お肉!!」と言った。
料理が出てくると僕は急いで食べる。
お父さんとお母さんはゆっくり味わうように舌で舐めながら料理を食べる。
「急いで食べないの?」
僕は疑問を聞いた。
「お前も大人になれば分かるさ。」
お父さんはそう言った。僕は不思議に思いながらまた肉を食べ始めた。
僕がまだお肉を食べていると、地面が揺れ始めた。
「揺れてる。」
お母さんがそうつぶやく。
周りの家族も警戒している。
どんどん振動が大きくなっていく。
まだご飯を食べ終わってないのに。
「逃げるぞ」
お父さんとお母さんは僕をおいて飛んでいってしまった。
僕はまだお肉を貪り食う。食べてもお腹がすくのだ。
食べないと。食べないと。
食べないと。。。
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酷くフラン臭がする。
ドアを叩く。当然ながら返事はない。
部屋に入る。廊下には既にたくさんのうじむしが沸いている。
部屋の奥に人だったものが倒れていた。ハエがたかっている。
酷く暑い夏。死後三日の遺体だった。




