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一人な理由

作者: 朝焼 悠

一人でいる部屋はいつも淋しいからと

見もしないテレビをいつも点けていて

部屋を移る時も暗闇は恐いからと

こまめに電気は消さないくせに

眠る時だけは暗くて静かじゃないと中々寝付けない


結局 こういう所なんだろ

こういう自分勝手さが

隠し切れずに滲み出ているから

いつだって一人 なんだろう


相手の顔色を窺って

当たり障りのない答えを探って

愛想笑いにもなっていない薄い笑顔を張り付けて

嫌われないよう 目を付けられないよう 弾かれないよう

気を張って


いつだって僕はそうだった

人とは向き合いもしないで

自分とばかり向き合って

理解してもらおうって気も

理解しようって気も

いつからか失っていた


なのに今更淋しいなんて

幾らなんでも勝手が過ぎるよな

都合が良過ぎるよな

他人は 人は

自分の孤独を埋めてくれるお人形

じゃないんだから


一皮剥けば 所か

どこをどう剥いたって出てくるのは自分だけ

こうやって

いつまで経っても どこまで行っても

自分だけが特別なままじゃ

ここから抜け出せるはずなんてない


なんて気付くのが遅すぎるよな


なんて自分に言い訳して逃げるのかな

また人と向き合う事から

今日も





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― 新着の感想 ―
[一言] あなたはどこまでもひとりかもしれないが、大丈夫、皆大体そんなもんです。 その比率が人より多いのは感受性が鋭いから。 それをあなたはよしとはしないかもしれないけれど、大概の人はそういうことに気…
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