7話
遅くなってすみません
楓と恵は今台所にいる
「何作るの?」
「今日はシチューにしよっかな、確か材料もあったはずだから」
冷蔵庫を開けて確認する楓
「うん大丈夫、じゃあ始めよっか、一緒に野菜の皮をむいてくれる?」
「うん」
「そこにピーラーあるから」
「わかった」
恵はピーラーで楓は包丁で野菜の皮を剥き始めた
恵は皮を剥きながらカエデのことを見た
「(楓ちゃんすごいな〜包丁なのに私より剥くの早いな〜)」
楓を見ているとその視線に気づいたのか
「ん?どうしたの?」
「すごいな〜って思って」
「すごい?」
「私、お母さんから少しずつ料理教えてもらってるけどなかなか上達しなくて」
「僕も最初は全然できなかったよ」
「そうなの?」
「うん、最初は杏果さんが作ってくれてたけど、仕事忙しいから僕が作るようにしたんだよ」
「そうなんだ」
「うん、初めは失敗してばかりで杏果さんに迷惑ばかりかけてたよ」
「楓ちゃんも最初は失敗してたんだね」
「うん、最初から完璧な人なんていないからこれからコツコツがんばろ」
それを聞いて恵はまた頑張ろうと思う
「うん!」
「たまになら僕も教えられるから」
「本当に!楽しみ!」
その後も皮剥きは続き
「よし、あとは切って煮込むだけだから休んでいて良いよ」
「わかった」
楓は野菜などを鍋に入れ煮込み始めた
そうしているうちに杏果が風呂から上がって来た
「ふ〜気持ちよかった〜、おっいい匂い」
「あっ杏果さんもうできるのでもう少し待っていてください」
「わかった」
「恵ちゃんも座ってていいよ」
「わかったよ、楓ちゃん」
恵はキッチンからリビングに戻り座って待っていると杏果が前に座った
「ねぇ、恵ちゃん」
「はい?」
「楓ちゃんの友達になってくれてありがとうね」
「え、あ、はい」
「楓ちゃんはね、おねぇちゃん、楓ちゃんの両親がなくなってふさぎ込んでしまってね」
「はい」
「それまでは、友達もいたんだけどそれ以来誰とも話さなくなって笑顔も見せなくなってね」
「・・・」
「だから、恵ちゃんと会ってか、今日も帰って来たときあんな笑顔を見せてくれたとき内心驚いてしまってね」
「・・・」
「これからも、友達でいてあげてね」
「はい!!」
恵は満面の笑みで答えた