4話
投稿が遅れてしまいました
これからの投稿は不定期になってしまいますが月に2、3話は投稿していくつもりなのでよろしくお願いします
あの後、恵は教室にテンションマックスで帰ってきていた
親友の彩乃が聞いても何も答えず楓には聞けない
午後はずっとクラスメイトからは好奇の目で見られていた
放課後
教室には人はいなく楓は課題はそそくさと終わらせて帰ろうとしていた
(今日は、何作ろうかな)
そう考えていると
「か〜え〜でちゃん♪一緒に帰ろ!」
「恵さん!」
「楓ちゃんはいい匂いするな〜♪」
「〜〜〜っ!匂いなんて嗅がないでください!」
「可愛いな〜もう」
今日の昼休みにあってからと言うもの僕の中での惠さんの印象が変わってしまっている
楓は恵の抱きつきを抜け
「め、惠さん!おっ男の僕に気安く抱きついちゃダメでしゅ!」
か、噛んだ〜!ちゃんと注意しようとしたのに〜!
「もう!楓ちゃんだからこんなことするんだよ」
「なんか性格変わってません?!」
「だって、楓ちゃんのこと大好きになっちゃったんでもん!」
「〜〜〜〜〜っ!も、もう知りましぇん!」
も〜〜〜〜!こんなとこでコミュ障が〜〜〜〜!
恥ずかしい!
楓は1秒でも早くこの場から離れたいので帰ることにした
「帰ります!」
「あっ待ってよ〜楓ちゃん!」
結局、楓と恵は一緒に帰ることになった、恵は楓の右腕に抱きつきながら歩いている
一方楓は勘弁してという顔でいる
「楓ちゃんの家ってどこにあるの?」
「えっとここから10分くらい歩いた所のマンションです」
「もしかして、商店街の近くの?」
「はい」
「じゃあ、家近いね!」
「そんなのですか」
「うん!私の家はそこから10分くらい歩いたところにあるよ」
「こ近所さんですね」
「そうだね!」
楓と家が近かったのが本当に嬉しいらしくすごく喜んでいる
「ねぇ、楓ちゃん」
「ん?何でしょうか?」
「このまま、楓ちゃんの家に行っていい?」
「え?!い、今からですか」
「うん、もっと仲良くなりたいし」
「えっと」
「だめ・・かな?」
上目使いでその美少女っぷりを最大限生かした頼み方、もちろん楓も男なので叶うはずもなく目を逸らしながら
「わ、わかりました」
「やった」
許してくれたのがそんなに嬉しいのか笑顔で喜んでいる恵
「でも、杏果さんに聞かないといけないのでまだわかりません」
「杏果さん??」
「え〜っと、僕のお母さんの妹で僕の叔母に当たる人です」
それを聞いてあることに疑問を思った恵は
「楓ちゃんの両親って」
それを聞いた楓はすぐに表情を暗くし俯いた
「僕の両親は9年前に事故で・・・」
その楓の言葉に自分は聞いてはいけないことを聞いてしまったと思った
「あっごめんなさい」
謝ってきた恵に
「あっいや大丈夫ですよ、気にしないでください、知らないのは当たり前なので」
「それでもごめんなさい」
その状況から脱出したいのか楓はポケットから携帯を出し電話をかけた
2回ほど発信音がなると相手は出た
『もしもし、楓ちゃん』
「あっ杏果さん仕事中すみません」
『いいのよ、それでどうしたの?』
「えーっと今日部屋にクラスメイトを呼んでも大丈夫ですか?」
『楓ちゃんの友達?』
「まぁはい」
『全然大丈夫よ!むしろ大歓迎だわ!』
「ありがとうございます、ではこれで」
『うん、今日はいつも通り帰れそうだから』
「わかりました」
といい楓は電話を切った
「恵さん、大丈夫そうなので行きましょう」
「うん|楓ちゃん!」
「(楓ちゃんが私のこと友達って言ってくれた!嬉しい!)」
恵はそんなこと思いながら楓の後に続いた