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1話

ピーンコーンカーンコーン

「起立、気をつけ、礼!」

「疲れた〜」

「部活行こ〜ぜ〜」

「帰りどっか寄っていく?」

クラスメイトたちが部活など、一喜一憂している中一人の生徒は教室を出た



僕の名前は宮園みやぞの かえで

女の子みたいな名前であるが男です

大事なことなのでもう一度言います、男です。

けど、容姿か名前のせいかよく女と間違われる

「あ、そういえば今日は杏果さんが帰ってくるんだった」

僕は近くにある商店街に向かった

それから数分歩くと商店街につく

この商店街はこっちに引っ越してから使うようになった場所である

「さて、まずは精肉店から行かないとな」


精肉店に着くと店の奥から一人の女性が出てきた

「あら、楓ちゃんいらっしゃい」

「こんにちわ、美咲さん」

この女性は水瀬みなせ 美咲みさきこの水瀬精肉店の女店主で商店街でも美人と言われて人気である

が、すでに結婚している

「も〜〜〜〜!楓ちゃん相変わらず可愛いんだから!」

「むぎゅ!」

カウンターから出てきて楓に抱きついた

楓は顔を真っ赤にして

「や、やめてください美咲さん」

「ダ〜メ!もう少しこうしてるの♪」

「〜〜〜〜〜〜っ!」

それから数分楓は美咲に愛でられるのであった

「それで今日は何界にきたのかな?楓ちゃん」

「えっと、今日は杏果さんが帰ってくるので」

「あら、杏ちゃん帰ってくるのね」

「はい、問題が発生して帰ってこれないみたいだったので、だからちょっと豪華にハンバーグでも作ろうかなと」

「なら、挽肉ね」

「はい、お願いします」

美咲さんはすぐにようウイしてくれた

「はい、挽肉」

「ありがとうございます、美咲さん」

「またきてね、楓ちゃん」

そうして商店街を後にして家に向かった

楓の家は商店街からそんなに離れていないマンションだった

ドアの鍵を開け中に入る

「ただいま〜」

もちろん家にはまだ誰もおらず返事はない

楓は制服のままあるところに向かったそこには夫婦であろう写真がある。女性の方は大和撫子を体現したかのような容姿で奥ゆかしい感じがして少し幼い感じもある

男性の方は背も高く顔も整っておりテレビにも出ていそうなイケメンである

この二人は紛れもなく楓の両親である

楓の両親は八年前に事故で

なくなってしまっており転校もその時に母親の妹であった杏果さんに引き取られたからである

「お母さん、お父さんただいま」

手を合わせ少ししたら立ち上がりリビングに向かった

「早くしないと杏果さんが帰ってくる」

買ってきた挽肉を出し料理を始める

「〜〜〜♪」

お肉を丸型に形を整えて焼く

そしてもう少しで焼けるところで玄関のドアが開く音がした

「ただいま〜久々の我が家だ〜」

僕は火を止めて出迎えた

「お帰りなさい、杏果さん」

今帰ってきたのが僕の母の妹で叔母にあたる

宮園みやぞの 杏果きょうかさんだ

仕事は某雑誌会社の編集長らしい僕も詳しいことまでは知らない

会社では美人で人気らしい、僕から見ても杏果さんは綺麗でモテそうなのに浮いた話がない

「楓ちゃん〜♪」

杏果さんが抱きついてきた

「き、杏果さん!や、やめてください」

「あ〜♪楓ちゃんは可愛いな〜♪癒される〜♪」

一向に離れようとしない杏果さん

「ご飯出来てますから」

「今日は何かな?」

「ハンバーグですよ」

「お〜楓ちゃんの料理はなんでも美味しいからな〜」

「ありがとうございます」

杏果さんは僕から離れて椅子に座ったので僕も続いて座った

「「いただきます」」

「ん〜〜!美味しい!」

「ありがとうございます」

楓は久しぶりに誰かとご飯を食べることができて内心とても嬉しかったのであった


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