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プロローグ3

更新の間が空いてしまいすいませんでした。

次はもう少し早く更新できるように頑張ります。

 私はいきなり夜中に目が覚めました。

 まだ、朝日も出ていないような時間です、なぜこんな時間に起きてしまったかというと森の方から昨日まではなかった強い殺気を感じます。

 しかし、この殺気は私に向けられたと言うよりも自分以外の生物全てに放っているような感じの雑な殺気です。

 これは、いよいよしっかりと森の探索をしなくてはいけなくなりましたね。

 取り敢えず襲ってくるような感じはしないので今は寝ておきましょう、今すぐ行ってもいいのですが久々に強い相手と出会うことになるかもしれませんしね、安全を第一に考えて今はやめておきましょう。

 そこまで考えると私は意識を切って再度眠りにつきました。

   ・・・

 探索に出るための身支度はこれぐらいでいいですかね。

 次はもし戦闘になった時に使う術具などを用意しましょうか。

 私は早朝に感じた殺気の主に会う可能性も考えて持ち物を選んでいました。

 夜中感じていた殺気は朝になってみると全く感じなくなっていました、恐らく夜行性か何かなのでしょう。

 それにしてもあそこまでの殺気をここに来た初日の夜は全く気づきませんでした、あの夢のせいなのか、それとも昨日の夜にあの森に住み着きだしたのか、まぁどちらにしろこのまま放っておくのは如何せん心配すぎるので今日はしっかりと探索しましょう。

 私は隠密行動用のコートを着てそれの内ポケットにテーブルの上に出した数個の術具(私の手作りです)や魔石などを入れていきました。

 今回持っていく術具は魔力の波を生み出してモンスターの心臓である魔石を直接攻撃する物を選びました、これならば相手がどんなモンスターだろうとダメージを与えられますからね、結構強力なのに作り方は簡単なので本当に助かる術具です、因みにこれは町で売られている物より数段強くしてある私の特別製です、ゴブリンぐらいのモンスターなら一発で絶命できますね。

 術具と一緒に入れた魔石は多くの魔力を含んだ特別な石の事を言います、これは壊すと多くの魔力を放出するので私の魔力が切れたときなどにこれで補うためのものです、他に魔石の用途といったら術具に埋め込み自分で魔力を流さなくても使えるようにしたりもできます、しかし中の魔力が無くなってしまうと使えなくなってしまうので魔力の補給が必要です、ところが何度も放出と補給を繰り返しているとだんだん魔力の内容量が少なくなり最終的には全く使い物にならなくなります、まぁ大抵はそうなる前に買い換えるんですけどね。

 持ち物はこの程度でしょうか、今日中に戻ってくる予定なので野営の準備もいらないでしょうしね。

 それでは、探索にいきましょうか。

  ・・・

森のなかはちょうど良いぐらいに木漏れ日が挿しとても気持ちがいいです、今回の探索でこの森の安全が確認できたらピクニックに来ても良いですね、しかし今はあの殺気の主を探さなければいけないので気を引き閉めていきましょう。

 森に入ってから30分ぐらいたちました、それにしても妙ですねまだモンスターに一体も遭遇していません、それに昨日感じた気配がとても薄くなっています、おそらくあの謎の殺気によって隠れてしまっているのでしょう、まぁこっちとしては戦闘になったりわざわざ出会わないように迂回したりしなくていいので楽で助かります。

他のモンスターの気配が薄くなっていたお陰でしょうか、ある境界線を越えた瞬間ものすごい殺気と気配が流れ込んできました、あまりに強烈だったので瞬時に臨戦態勢に入りましたがどうやらすぐ近くにいるわけではないようです。

 私は警戒を解くことはしないで臨戦態勢を解きました、おそらくこの殺気からして夜中のあいつで間違いないでしょうね、それにしてもこの気配はヤバイですね、多分あいつのテリトリーのようなものに入ったのでしょう、あまり気配を出しすぎると相手に察知されてしまうので先程より気配を消して探索を続きます。

 しばらく歩いていたらモンスターの死骸が散乱している場所に着きました、それらの死骸は綺麗に頭の部分を切り飛ばされて絶命していました、それにしても見事な切り口ですね、よほど切れ味のよいもので切らないとこうはなりません、ここまで切るのは私でも一苦労です、これは気を引き閉めていかなければ行けませんね、と死骸から顔をあげた瞬間私はすぐ近くの草むらに隠れながら臨戦態勢をとっていました。

 まるで急に出てきたかのように気配が現れました、ここまで近づかれるまで気が付かないなんてとんだ失態です、もし反射的に隠れていなければ今頃見つかっていたところでしょう、幸い奴はまだ私に気がついていないようです、今のうちに観察しておきましょう。

 どうやら奴はここら一帯を徘徊しているようでした、もし腹ごしらえのためにここに来たとしたら足元に落ちている死骸を食べるはずです、しかしあいつは死骸には目もくれず意識がおぼついていないかのような足取りで歩き回っていました。

 正直ここまま戦闘はせずに帰りたいんですが放っておいて良いような奴にも見えません、ここは急所を突いて一瞬で倒しましょう。

 そうと決まればと、私は空中に先のとがった槍のような氷を生み出して奴に向かって放ちました。

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