親友の存在と彼女というもの
俺は一定の4人組とつるんでいたんだ。前も言ったが、ふざけた性格になってから仲良くなった4人だ。こいつらの中でも特別仲良くしていたのは「角田」という名前だけ見ればゴツそうな感じだが落ち着いてて物事をしっかり考えられる良いやつだ。
角田との出会いは中学からで、6年と長い付き合いになる。電車通いで同じ電車の利用ということもあってプライベートな話もたくさんした。いわゆる親友というやつだ。
突然のことだったが、この角田に彼女ができたという。この時ふと1年前のことを思い出した。
ーーーー1年前ーーーー
「なあ、お前は彼女ほしいとか思わないんか?」
「俺?俺は今の4人組がいればいいかな。変な意味じゃないで?角田はほしいん?」
「俺はほしいかな。悩み事、嬉しい事、苦しい事、全てを共有したい。」
「俺がおるやんけ!」
「ありがと。そうなんだけど…そうなんだけどさ。なんか、うーん、女の子じゃないとまかなえないことというかね…」
「なるほどねぇ」
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この時、俺はよくわからなかった。こいつヤりたいだけじゃないのか。だが物憂げな表情をしていた角田を覚えていた。
角田は俺に彼女を紹介してくれた。名前は美香。年齢は俺らより三つ下で見た目は全体的に少し丸みを帯びて可愛らしかった。
「こんにちは」
彼女は俺に少し恥ずかしそうに挨拶してきた。俺も「よ!」と軽く挨拶した。時間がくるまで少し話そうということになった。
こんにちは。メガネ幸四郎です。微妙な更新頻度で進めております。話がまとまらず困っております。そういえばTwitterも出来たそうですよ→@kosi_glass
それでは。