8話
=「空飛ぶペンギン」のターン=
交換小説を始めてから一週間たった月曜日。
何とか普通の小説っぽく進んでいる。
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10分後
剣士・道化・女戦士「「「はぁ、なんてラクチン」」」
心地よい夏風が吹く広い丘の上、奇妙な出で立ちの5人組がいた。
明るい日差しに翻る長い髪や、マントがとても絵になっている。
・・・・・・・・・・・・・ただし、一人を除いてだが。
魔法使い「・・・疲れた」
女戦士「あんた、いつもこんな楽してるの?いいわね~!」
魔法使い「あのな、運ばれただけの君達には分かんないだろうがな、魔力は
体力と同じで使うと疲れるんだよ!!!」
道化「まァ、いいじゃないですかァ♪。敵地まではまだ遠いんですからァ♪」
剣士「ところで、アーサー?さっきっから何も喋ってないけど・・・一番主人公っぽいキャラなのに大丈夫なのか?」
勇者はさっきから、ずっと四角いものをいじっている。
勇者「・・・・・・」
剣士「お~い、アーサー?聞こえてる?」
勇者「・・・ん。ちょっと待って。今いいところ。」
剣士「って、何してるし!」
勇者「ん?パズ●ラ」
剣士・女戦士・道化・魔法使い「「「「エェーーーーーーっ」」」」
魔法使い「緊張感無さすぎにも程があるがあるだろ!」
勇者「・・・ちょっ、うるさい。よしっ!邪魔になるから、あっ、黙ってて」
女戦士「・・・しかも超真剣にやってるし」
魔法使い「・・・なぁ、俺達、魔王討伐に行くところ、だったよな?」
剣士・魔法使い・女戦士「「「・・・・・・おぅ」」」
勇者「・・・・・・」
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だいたいのキャラが決まってきたな。
これで書きやすくなるだろう。
・・・・・・にしても、よかった。
もし、炊飯ジャーレッドさんが恋愛小説とか書き始めてたら私は経験ないし、興味もないから絶対ついてけなかった・・・