11話
=「炊飯ジャーレッド」のターン=
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―――――オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛・・・
勇者「なんだ!?」
後ろを振り向くと、落武者のような者が十数人いた。
剣士「また、新手の敵だ!気を付けろ、人数が多いぞ!囲まれるな!!」
魔法使い「拡大魔法流星群!敵の動きが鈍っている今のうちに片付けろ!」
女戦士「数が多くて面倒ね。あたしに任せて!必殺、幻想世界!!」
☆☆☆シュピィイイイイイイン☆☆☆
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急に敵の攻撃が止み、次の瞬間仲間内が始まった。
勇者・剣士「な、何が起こったんだ!?」
女戦士「なぁに、ちょっと夢を見てもらっているだけよ♪」
―――ヒュンッ
矢が勇者の耳元をかすった。
勇者「何奴!?」
魔法使い「気を抜くな!また新しい敵だ!」
勇者・剣士・女戦士「ま、またぁ!?」
今度の敵も大人数で、弓を構えた骸骨の集団だ。
剣士「飛び道具はリーチが広いし、一撃が強い!!気を付けろ!」
女戦士「きゃあっ!」
勇者・剣士・魔法使い「女戦士!!」
足とお腹に弓を受けた女戦士が倒れこんだ。幸い致命傷ではなさそうだ。
女戦士「あたしは大丈夫だから…早く…倒して」
勇者「魔法使い、女戦士は頼んだぞ」
勇者「ハァアアアアア!」
剣士「待てっ勇者!」
勇者「うぐ…」
剣士「勇者!?」
勇者「ぐ…だ、大丈夫だ。ただ俺のワインのビンが割れただけだ」
剣士「…どうでもいい!そんなことより、俺が一気に決める!必殺、大量虐殺!!」
☆☆☆シュバババババババババババババ☆☆☆
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勇者「はぁ、はぁ、はぁ、女戦士が怪我したし、経験値も十分稼げたし、そろそろ終わりでいいだろう?」
剣士「???・・・・・・・・・・・・おい、道化はどこ行きやがった?」
勇者・魔法使い・女戦士「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
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