表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

27/56

三つ巴の……KA・O・SU!

魔王が僕に一歩、また一歩と近づいてくる。

これは――絶体絶命のピンチ……!


「むむむ……なんじゃ。お前は」


ドラゴンさんが、僕と魔王の間にズイッと割って入った。

……ナイスプレー!


「ドラゴンよ! ラブリーピースを、今すぐに解放せよ!」


「わしのかわいいラブに手を出すんは、千年早いわい!」


ドラゴンさんと魔王の間に、メラメラと火花が散る。


ちょっと待って。

何この構図!?

僕、ヤバい恋人を連れてきた孫みたいになってんだけど!?


その時――。


背後のサメが、ドドドドドッと音を立てて突進してきた!


「うわあああ!」


もう逃げられない……! 今度こそ、終わった……!


……と思ったけど。


「私に任せろ!」

「わしに任せろ!」


ドラゴンさんと魔王が、息ピッタリに同時宣言!


「はあああ……!」


魔王が手に力を溜め始める。

黒いカメハメハ的なやつかな……?


「よし! わしもひと肌脱ぐぞ!」


ドラゴンさん、どこを!?


そう言う間もなく、ドラゴンさんが口に炎を溜め――


「ゴオオオオッ!」


……と言いたいところで――


「ケフゥッ!」


盛大に咳き込んだあああ!

しかも、魔王の方に向かってえええ!


「ぐおっ!?」


魔王のさらさらストレート黒髪が、チリッと焼けた……!


僕が想像してた“ゴオオッ”とは違うけど、威力はちゃんとドラゴンさん級!


「私の邪魔をするでない! ドラゴン!」


「昔は、いけたんじゃがな~……こう……ゴオオッて……」


ドラゴンさん、説明中にもう一発!


「熱っ!」


「大丈夫ですか……!?」


「私なら、大丈夫だ!」


……いや、そのチリチリボンバー頭で言われても。

説得力ゼロ!


「ギャオオオオオ!」


そして、存在を主張するサメ!


三つ巴の――KA・O・SU!


僕は、心の中で叫ばずにはいられない。


「ツッコミが、追いつかないっ!!」


……と。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ