表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

14/56

妖艶な森

ユイナと別れてから、僕は1人で森を進む。

明かりは月だけ。頼れるのは、淡い月光だけだ。

しかも、素材になるモンスターがいるはずなのに、森は静まり返り、何も現れない。


……妙に、不気味だ。


その時――。


「あなたは……伝説の魔法少女……ですか?」


か細い女性の声が、闇の向こうから聞こえてきた。


誰……?


「どうか……この森を、守って……」


声は、ちょうど一番大事なところでふっと消えた。


それじゃ、手がかりゼロだよ……。


がっかりしていると、足音が近づいてきた。

思わず振り向く。


「ユイナ……」


月光を受けて、髪がきらきらと輝き、柔らかく揺れる。妖艶……という言葉がぴったりだ。


「……どうしたの?」


ユイナは少しもじもじしながら、顔を赤く染める。


「やっぱり……寂しくなっちゃって、戻ってきちゃった」


……え、ちょ、どうしたんだ、その表情!?

なんだか、心臓が速くなる……。


「ちょ、ちょっと……」


「だから、一緒に行こう」


ユイナがそっと手を伸ばして、僕の手に絡める。

――ドキッ。


胸が、どくん、と跳ねる。

よくわからないけど……まあ、いいか。

僕はユイナと手を取り、森の奥へと歩き出した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ