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酷い作品をみた

ほんとは作品の感想欄に書こうかなって思ったんだけど、それはちょっと作者傷つけちゃうかなって。

ただ、どうしても言いたかった文句を言わせてほしい。

 なろう小説って基本駄作が多いんだけど、偶にとんでもない良作があるんだよね。ただそれを見つけるのが難しいんだ。だから最近はなろうの原作をもとにしたマンガの初巻だけさらっと読んで面白そうだなって感じた原作を読むっていうパターンになってきている。


まあ、本題に入るといつものようにマンガ探してたら、「技巧貸与<スキル・レンダー>のとりかえし~トイチって最初に言ったよな?」っていう如何にもなろう原作あったから読んでみたの。★の評価も5点中4点越え、当然期待したよね。


ただ、この作品がとんでもなくひどい。2025/2/11時点では2巻まで無料みたいだからまぁ暇だったら先に読んでみて。これから私の罵詈雑言聞いてからだと余計な先入観で正しく作品を評価できないかもしれないから...


読んでない人のためにどんな作品か「技巧貸与<スキル・レンダー>のとりかえし~トイチって最初に言ったよな?~」の作品ページから概要を一部抜粋し引用させていただく。

https://ncode.syosetu.com/n2060gt/

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ユニークスキル【技巧貸与】を持つマージ・シウは、的確なスキルを習得して仲間に貸し出すことで長年S級パーティに貢献していた。しかし仲間たちは自力で戦えないマージをお荷物扱いし、ダンジョン最奥に追放してしまう。


追放されたなら仕方ない。貸したスキルは返してもらうが……利息はトイチなんだ。


 元仲間たちを絞り尽くし、超強力になって返ってきたスキル群。S級ダンジョンをソロ攻略したマージは今までの努力を見ていてくれた人とともに逆転と逆襲の道を歩み始める。

 これは努力で数多のスキルを手に入れた男が、奪われた全てを取り返し幸せを掴む物語。


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うん。まあ、みなさんわかる通りよくある「俺を追放する?○○してももう遅い~」の構文に見られるような復讐ものの駄作定番の展開だ。


主人公が追放され、力を奪うところの所謂物語の導入だけ読んだ。ただ、それだけで最早次を読み進める気になれなかった。


要因の一つとして、このような作品にありきたりではあるが、登場する人物が全員とんでもなくアホだ。


この作品では主人公が自身の持つスキルを他人に貸し出せる能力を持っていて、それによってS級パーティの一員になっている。

当然主人公の貸し出すスキルは多岐に渡り、パーティの大きな歯車となっているように傍目には(誰からでも)見える。


しかし、パーティの仲間ら(アホ達)はなぜかそれを理解していない。主人公が力を隠していて、仲間らがスキルを借りているという認識なく、陰ながらサポートしているというなら分かる。


だが、彼らは完全に主人公の能力を知っていて、ダンジョン攻略のためスキルを借りようと主人公を催促する描写まで見られる。それでも関わらず、主人公を役に立たないと一蹴し、虐げるのだ(頭が悪い)。


これがS級パーティと呼ばれるこの世界で最高峰のパーティの実態だ。知能レベルが低すぎる。こんなのがS級である世界などたかが知れてる。私がもし魔王であったなら簡単に滅ぼせるであろう。


ここからが更にひどい。頭悪いS級パーティ内で虐げられていた主人公は復讐を決意する。


なんと、自身が貸し出しているスキルを返済してもらおうとするのだ!


当然貸し借りには利息が発生する。その比率はなんとトイチ。十日で一割だ。


スキルのレア度によって元本のスキルポイント(スキルの習熟に必要なポイント?)があり、それの一割を利息として十日ごとに返済に必要なスキルポイントが加算されていく(OverPowered)。


日本国憲法ではとても許されない暴利であっても、命を守るスキルを借りれると思うとこの世界では安いのかもしれない。しかし、返済が滞ることがあればその暴利によって返済額は雪だるま式に膨れ上がっていくのは普通の知能の持ち主なら誰しもが気付く。


S級パーティにも関わらず知能が猿レベルの馬鹿どもはそれすらわかっていない。単利と複利の違いすら分からないバカっぷりw。読んでいた時は思わずニッコリしてしまった。


結末は皆さん勘づいていると思うが、返済できず破産。仲間たちは元々持っていたスキルまでも返済に充てられて、失ってしまう。


めでたし。めでたし。


とはいかず、主人公が元仲間から取り立てたスキルポイントを使って俺TUEEEEEEしていくぜ、っていう流れだろう。(ここで読むのやめた)


 仲間がひどいのは置いといて、読むのをやめた最もおおきな要因は主人公が嫌な奴<-これに限る。


まず、ここまで分かると思うが「スキル貸与」の能力はとんでもなく強力で危険なスキルだ。うまく使えば自身は何の努力もせず他人の力を奪い、自身のものとすることができる。主人公はこの能力をうまく使って復讐したようにされている。


しかし、私にはこれが全く復讐に見えない。


主人公が強力な固有スキルを持ち、尚且つ頭が悪い奴らに狙いを付け寄生し、スキル貸与能力を使い、相手を破産させ能力を奪ったようにしか見えない。


そもそも主人公は仲間たちに返済の危険性、単利と複利について全く説明していなかったと描写されている。これは主人公がその気になればいつでも仲間を破滅へと導けることを示している。主人公は全て計算し虐げられるポジションに潜んでいたと言わざるを得ない。


何が言いたいかというとパーティに入った時から主人公の目的はスキルの奪取だと考えるのが普通の読者の感想だろう。とんでもない悪人である。


さらに性格の悪さを引き立てるのは、仲間たちがとうの昔に破産していたにも関わらず、取り立てを行わなかったことだ。返済額がカンストするまで取り立てを行わず、ダンジョンのど真ん中で返済させる。突然、ダンジョンの中で全ての力を失った仲間たちの心のうちを思うと、余りにもお馬鹿さんであっても流石に涙がちょちょ切れる。


主人公鬼畜すぎない?


S級パーティで虐げられていた主人公は復讐を完遂し、仲間たちのスキルを全て奪った。そしてこれから未来ある新たなる冒険が始まる。この主人公の今後に期待!


共感できるかあああ!できることならこの主人公ができる限り苦しんでほしい。この小説の先を読み進めるモチベーションはそれくらいだ。このクズに共感できるやつがいたらおかしい。倫理観が狂ってる。


この小説は主人公視点で描写され主人公が虐げられ、可哀想であるという表現になっている。だが、実際は全く逆で主人公はとんでもない悪人で被害者ではない。そこに乖離を感じる。


せめて、主人公が悪人という描写をして悪人である主人公が紡いでいく物語なら興味もあるのだが、悪人であるはずの主人公が善人のように描写され、新たな可愛い仲間たちと俺TUEEEしていく展開はいただけない。


吐き気がする。

ただの感想の範囲として許してくれーい。俺はこう思った。ただそれだけ。

なんかね...コミック化するってことはそこそこ人気あるんでしょう。

コミックの感想欄、★の評価も高い。

だから、俺の言ってることに共感できない人が多いのも分かってる。


いくらでも感想待ってるZE!

誹謗中傷でも許すZE!

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