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体育祭!

「お兄!起きないと遅刻するよ!」


「うん?う〜」


「目覚ましめっちゃ鳴ってんじゃん。なんであれで起きないかなぁー」


朝からやかましい妹だ……

土曜日なのに早起きツラい。





「今日お父さんと一緒に体育祭見に行くからね」


「本当?!」

「やめてくれ」


妹と僕

正反対の反応


中3にもなって両親から応援って……

考えただけでも恐ろしい。


「お弁当届けるんだし、ついでに見に行くだけよ。ね、お父さん?」


「うん、今年は幸也が中学最後の体育祭だろう?見学なのは残念だけど応援しているところ、僕がしっかり写真撮るからね」


「だから、父さんもそういうのやめてくれって!恥ずいな!」


応援しているところ撮ってどうすんだよ

まったくやたら疲れる朝だ……

僕は朝食もそこそこに家を出ることにした。


5月だというのにジリジリと照りつける太陽

それに、


ビュオッ


「風、強ッ」


運動をするコンディションとしては最悪だ。

ま、僕は見学だからいいんだけど







強い日差しと強風が吹き荒れる中、体育祭のプログラムは進んでいく。

砂埃も舞って、大縄跳びをしている生徒たちもちゃんと飛べていないみたいだし、視界が悪くなっちゃってそもそも見えない……


見学なんだから教室から応援したって同じだろうに、なんで僕も体育着に着替えてみんなと一緒にグラウンドに椅子を並べて座ってなきゃいけないんだ?

しかも、クラス全員参加のプログラムだから僕だけがポツンとひとりだけ取り残されてるし。


ボーっと校庭を眺めていたら


ビュオオオ!


一際強い風が吹いて


「きゃぁ!」


女子たちの叫び声が響く


そして、

そこにいる誰もが、舞う砂埃の中、天高く伸びて踊り狂うつむじ風を見た。


『ただいまつむじ風が発生しています!生徒は競技を中断して安全な場所へ避難してください!』


学年主任の先生だろうか、すかさずアナウンスされた。


「ヤバいヤバい!とばされるわッ」

「もう中止にした方がいいじゃね?」


クラスメイトの何人かが校舎に避難せずに椅子が並べられた僕たちのクラスのスペースに戻ってきた。

今ところ僕たちの場所に被害はなさそうだからね。


でも、

つむじ風は徐々に勢いを増し、来賓席のあるテントに近づいていって


バッ


ぶつかった


つむじ風はテントの天幕を剥がして空へ連れ去ってしまった


「おぉ〜高いー」


青空に高く舞う真っ白な天幕。

僕はそれを惚けた顔で見つめていた。


と、


…………


あれ?


なんか、天幕がこっちに近づいてないか……?


ヤバい!

僕たちの頭の上に落ちて来る!


「きゃぁぁ!!」


ブワァサッ!!


再び女子たちの叫び声が聞こえたかと思ったら、僕の視界は奪われた



……


…………


あたり一面真っ白


しゃがんで、右腕だけで頭を守っただけだったけど、なんとかなったみたい……


と、


目の前に頭を抱えてうずくまっている生徒(女子)がいる。

天幕の下敷きになるまで気づかなかったけど……


ち、近いな……


「あ、あの…大丈夫」


佳奈(かな)!!」


目の前の女子に声を掛けようした瞬間、天幕の外から大声が聞こえた。

あの声は……きっと、将吾(しょうご)君だ……


再び目の前の女子に目を向けると、


「……ゆ、幸也……?」


??!!


か、佳奈ちゃんじゃないか!

お読みくださりありがとうございます!

良い点悪い点、何でもよいのですが感想をいただけると今度の作話の励みになります。

これからもどうぞよろしくお願いします^_^

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