第23話 〜衝撃討者〜
YouTube始めたせいで、全く投稿してなかったです。すいません。
俺が傷だらけのままギルド内に戻ると、何やら雰囲気が変わっていた。
さっきよりも静まり返っているか…?
「リアさーん」
俺がそういうと、ギルド内の全員がこちらを向いてきた。俺は、お前ら全員[リア]なのか?と言いたくなった。
「おい、あいつが…」
「あぁ、衝撃討者だ…」
インパクトスレイヤーとか言われたけど、俺じゃないよな…?
インパクトスレイヤーって何だ…?
異名みたいなもんか?
にしても厨二っぽいなその異名…
そんなことを思っていると、リアがここまで来た。
「おかえり衝撃討者。って、傷治ってないけど!?」
「あぁ。少し混んでいて、次の治療まで時間がかかりそうだったので、(大嘘)ははは………今何て言いました?」
「え?いや傷が…」
「違います。その前です」
「あぁ、インパクトスレイヤーのこと?」
その異名俺だったのかよ…その厨二心すぐずられるような名前は…
俺あっちの世界では中二だったから、今全盛期なんだよ。
いや、そんなことより、
「その変な呼び方、一体何なんですか?」
「それも含めて、少しあそこで話しましょうか。」
そう言うと、リアさんはギルド内のとあるテーブル席に指をさす。
「了解です」
俺がそう言うと、2人はその席まで移動した。
───────
「で、その俺の異名は何なんですか」
「さっき倒したドラゴンが、花竜ではないことは、流石に分かるわよね…?」
「あぁ、はい」
やっぱり、あのドラゴン、ブルームドラゴンじゃなかったみたいだな。
正直、初めての戦闘だったせいで、敵のレベルの基準が分からなかったため、1割くらいだが、もしかしたらブルームドラゴンだったのかもしれないと思っていたのだ。
リアは再度話し出す。
「で、さっき倒したドラゴンは、衝撃竜って言うの。」
「あぁ、確かに、ブルームドラゴンよりは強そうな名前ですね…Cランク適正くらいだったのでしょうか」
「Aだね」
「あぁ、Aですか。Aは強いな。そっか、あのドラゴンAなんだな。…Aか…………A…?」
この一瞬で5回もAと言ってしまったぞ?
え?Aって、災害級じゃなかったか…?
俺は確認する。
「いや、嘘ですよね?」
「Aの中でも、下の方ではあるわ」
「あ、そうなんだ。だったら俺たちでも…なんてなるわけないでしょ。災害級なのには変わりないじゃないですか!」
「その通りよ。だからインパクトスレイヤーなんて呼ばれているのよ」
「倒してもいないんですよ?捕獲しただけですし、リアさんが強かったおかげですよ。僕ら、マジで異名付けられて良いような強さじゃないんですよ…」
1つのギルド内の席で、口論が始まっていた。
その席では、様々な意見が飛び交っていたが、いきなり静まり返った。
きっと、呼吸でもして落ち着いたのだろう。
「…とりあえず、変な異名の訳はとりあえずわかりました。それと、あの時は助けていただき、ありがとうございました」
「いいよ!全然気にしなくて!冒険者なんて助け合いなんだから。死なせたくないじゃん?」
「…そうですね、何個か質問させて貰って良いですか?」
「?…いいけど」
「あの時、なぜ捕獲ケージを使う選択をしたのですか…?」
俺は息を飲んで答えを待つ。この人は、どっち側なのだろうかと。
リアは言う。
「…あのドラゴンを死なせたくなかった」
その言葉を聞いた俺の心に、小さい光が差し込んできたような気がした。
あぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ




