第18話 〜1分の才能〜
昨日投稿できなくてすみませんでした。
1分。たったの1分だ。
しかし、俺たちの命はこの1分にかけられている。
1分…耐えきってやる!
ドラゴンはこちらに向かってくる。俺は衝撃波攻撃に備えて、剣を地面に差し込んだ。
予想通り、ドラゴンは衝撃波攻撃をした。
絶対に手を剣から離すな…何回も見た攻撃くらい耐えてみせろ…!
衝撃波攻撃は終わった。しかし、これでは安心出来ない。
休む間もなく、俺のことを噛み付こうとしてきた。
俺はタイミングを合わせ、木剣でドラゴンの牙を思いきり切りつけた。
ドラゴンの牙が折れた。意外と俺って怪力なのかもしれない。そう思った。
「ガァァッ!」
ドラゴンがひるんでいる間に、俺はドラゴンの尻尾からドラゴンの頭上へ登る。
ドラゴンが暴れていたが、重心を安定させてバランスをとった。
頭まで登ると、俺は柄頭でドラゴンの頭を思い切り殴りつけた。
もし剣で頭を切ったりなんかしたら、殺しかねないからだ。
ドラゴンは再び暴れだした。ドラゴンは手で頭の上の俺を振り払おうとしてきた。
俺はそうなる前に地面に跳んでドラゴンの前に着地した。
ドラゴンは俺を視界に入れると、腕を横に振って俺をなぎ払おうとしてきた。
俺は意を決してドラゴンの方にスライディングする。できるだけ体を地面に擦りつけてだ。
俺はドラゴンのなぎ払いを顔ギリギリで避けきれた。
一息つく間もなく、そのままドラゴンの股を抜け、裏側へ入り込む。
そして俺は裏側からドラゴンを全力で切りつけた。
しかし、ドラゴンには大して効いていないらしく、俺は尻尾で上空へ吹き飛ばされた。
その時、俺は直前で剣を尻尾の方に構えていたため、ダメージはなかったが、体力がもう底についたせいで、動けなかった。
俺は上空で身動きが取れない状態であった。
まずい、このままではやられてしまう。
アオイさんはあとどのくらいで溜まるのだろうか。
いや、溜まらない可能性だってあるんだ。これは賭けなのだ。絶対に成功するとは限らない。
もし出来たとしても、本当に1分で溜まるというのかは定かではない。
これは詰みかもしれない。
…いや、食らいつけ、俺。
死んでも時間を稼ぐんだ…!
ここで俺が死んだとしても、せめてアオイさんだけは守りきれ…!
俺は重力に乗って、ドラゴンに上空から突撃していった。
ここで死ぬくらいだったら、最後くらい暴れて死ね!
そう思った時、俺の横から矢がとんできた。驚いた俺はかわそうとしたが、全身の痛みで体を動かせなかった。
幸いにも、俺はその矢に自分の服が引っかかった。
するとその矢は、遠くの木に刺さり、同時に俺をドラゴンから離してくれた。
そこで俺は理解した。この矢は、俺を助けてくれたのだと。
一体、この矢はどこで、誰が放った矢なのだろう。
そう考えこんだのと同時に、アオイからオーラが出始めた。
そうだ。きっと神力が溜まったのだと確信した。
成功だ。
アオイは言う。
「ハヤト、1分ありがとう。後は任せて」
反撃の雷が轟く。
感想、レビュー、ブクマよろしくお願いします!




